2008年8月19日 (火)

動かぬ夏 ① こもるヒト

この夏休みの風景は、一年前とは激変しています。日本経済には逆風が吹きつけ、ヒト・モノ・カネの流れは停滞色を強めています。

ガソリン高で帰省を控えている人が増え、お盆休みの高速道路の渋滞が例年より少なくなっています。そんな中、人気を集めているのが電車で気軽に行ける駅前レジャー施設です。

東京『としまえん』の7月の入場者数は前年の7割増の145000人となり、敷地内のプール利用者は2倍に増えました。

近場の娯楽として、カラオケボックスに足を運ぶ人も多くなりました。『シダックス』の7月の客数は前年の約2%増、8月になっても前年を上回る客数です。

また、自宅でゆっくり過ごす人も目立っています。人気なのが、家族のホットケーキ作りで、『森永製粉』のケーキ粉の月刊売上高は前年比二桁増と好調です。

(参考資料:2008816 日本経済新聞)

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2008年8月18日 (月)

先読みビジネス天気 ② 自動車

北米での販売不振、国内における若者層のクルマ離れ、原材料の高騰といった厳しい経営環境がジワジワと自動車メーカーの収益を悪化しています。

しかも、北米、欧州、日本等の先進国市場では、この販売不振の長期化は避けられないと言われています。

となると、今後の収益のカギは、ポストBRICs等の新興国市場の成長をどれだけ取り込めるか?にかかってくると予想されます。

(参考資料:2008813 日本経済新聞)

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2008年8月17日 (日)

先読みビジネス天気 ① 食品スーパー

スーパーにおける食品部門の6月既存店売上は、前年同月と比べて2.4%増と健闘しています。追い風となっているのは、外食を避けて家で調理して食事する内食志向です。この需要を取り込もうと、スーパー各社は一斉にPB商品の品揃えを充実させています。

また、ガソリン高を背景に、徒歩等で行ける気軽さも見直され、大型店でまとめ買いしていた消費者がシフトしています。

ただ、好調さがいつまで持続するのか読み難く、7月に入ってから買上点数が落ち込み始めるといった変化の兆しも出てきており、先行きの不透明感は強まるばかりです。

(参考資料:2008814 日本経済新聞)

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2008年8月16日 (土)

資源高で商社好調

大手総合商社の200846月決算が出揃いました。原油や鉄鉱石などの資源高で関連事業の収益が拡大し、三菱商事など3社が前年同期比で純利益が増えました。

夏以降の懸念材料は新興国のインフレなど世界経済の失速と株安です。三菱商事も「今後何が起こってもおかしくない」と慎重な姿勢を取っています。

(参考資料:200885 日本経済新聞)

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2008年8月15日 (金)

調剤再編にセブン登場

医薬品販売の再編の舞台にセブン&アイホールディングスが上がりました。

セブン&アイは、調剤最大手のアインファーマシーズと資本・業務提携し、アインに7.8%出資します。医薬分業の流れに乗り、急成長した調剤薬局チェーンも成長スピードは鈍化の傾向にあります。両者はコンビニと調剤薬局の共同出店ななどで新たなビジネスモデルの創出を目指します。イオンや商社が主導する調剤薬局の再編はセブンが名乗りを上げたことで一気に加速しそうという見方が強まっています。(参考資料:200888 日経MJ)

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2008年8月14日 (木)

エコで集客

東京・世田谷の烏山駅前通り商店街の集客策はエコです。

20066月に、買い物だけでなく、清掃や花の植え替え、レジ袋辞退にもポイントを与える運動を始めました。そして、今ではポイント対応のICカードの発行枚数は24000枚に達し、準備は整いました。

地域ともに商店街が再生するモデルケースとなるか?…今後の展開に注目です。

(参考資料:2008723 日本経済新聞)

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2008年8月13日 (水)

巣ごもり消費 ④

アメリカでは、自宅近辺で過ごす休暇を意味するステイケーションが流行していますが、日本でも同じスタイルの休暇の過ごし方が登場しています。

マンダリンオリエンタル東京の宿泊パックは、室内に45型テレビやホームシアターを備え付け、五輪を楽しむ趣向で人気を集めているのです。

(参考資料:2008810 日本経済新聞)

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2008年8月12日 (火)

巣ごもり消費 ③

ガソリン価格の高騰により、地方でも電車通勤に切り替える人が増えています。「ガソリン購入量が半分に減り、結果的に家の車も一台減らせた」という声すらあります。

また、自転車の愛好者向けにブリジストンサイクルが運営するサイトが人気を集めています。自宅から勤務地までの距離と自転車での所要時間を教えてくれる点が受け、アクセス数が急増しています。

(参考資料:2008810 日本経済新聞)

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2008年8月11日 (月)

巣ごもり消費 ②

外食を控えて、家で簡単に食事する家庭が増えています。

家電業界では、7月における多機能電子レンジの売上高が前年のほぼ倍となりました。また、女性誌の最近の定番企画が「家族で楽しめる節約術」だったり、親が子供と一緒に太巻きやパスタを調理できる玩具の売れ行きが好調だったりもします。

消費の主流は明らかに外から内に向いています。この流れがホンモノとなると、家族のあり方も変わってくる(核家族から運面共同体へ)かもしれませんが、さて?どうなることやら。

(参考資料:20088月10 日本経済新聞)

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2008年8月10日 (日)

巣ごもり消費 ①

ガソリンや食品値上げが人々の暮らしを変え始めました。家計は生活防衛色を強め、交通費などの出費を抑えながら『巣ごもり消費』で身構えています。

第一次石油危機では物価上昇を上回るペースで賃金が伸びた一方で企業の利潤が削られましたが、今回の物価高騰では賃金が上がらず、「価格転嫁を進められない企業と家計が負担を分かち合っている」状態です。また、人口減による国内需要の減退という問題もあり、企業(そして家計)は環境変化の対応を求められています。

(参考資料:20088月10日 日本経済新聞)

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2008年8月 9日 (土)

ピンチをチャンスに

8日から北京五輪が開幕しました。時差が少ない隣国での開催のため、自宅で観戦する人が増えて閑古鳥が鳴くのでは?と危機感を強める居酒屋チェーンでは、店内に大画面テレビを設置して中継を放映したり、割引サービスを実施するなどの集客に知恵と工夫を凝らしています。

ワタミのように、五輪をむしろ商機と位置づけて積極的な集客作戦で前年同期比10%の売上増を目指しているチェーンもあるのです。

(参考資料:200889 フジサンケイビジネスアイ)

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2008年8月 8日 (金)

屋形船に新潮流

夏の風物詩である「屋形船」ですが、従来にはないメニュー(無煙ロースターの焼肉、高級フレンチ)を導入したり、遊び心を持たせた豪華な造りの船(葛飾北斎をモチーフにしたデザイン)を導入したりと多彩な工夫が凝らされるようになってきました。

この屋形船の変化は、団体客の利用が減る傾向にあるという危機感の一つです。独自の特徴を打ち出して自分の船を選んでもらおうという動きは…陸の飲食店と何ら変わらないのです。

(参考資料:200888 日経MJ)

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2008年8月 7日 (木)

石油元売りが上方修正へ

731日に、石油元売り3社が、今期の連結業績見通しを揃って上方修正しました。これは、原油在庫方法として総平均法を採用しているため、原油高に伴って期初の割安な在庫による利益のかさ上げが膨らむためです。

とはいえ、この会計上の要因を除くと、収益は厳しいと言えます。

実際、新日本石油も石油化学部門が原料高で経常赤字に転落する見通しです。しかも、7月以降、ガソリン販売量の落ち込みも目立つこともあり、油断はできません。

(参考資料:200881 日本経済新聞)

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2008年8月 6日 (水)

会計方法で明暗

石油元売りの6月中間連結決算が発表されましたが、原油の在庫評価方法により、明暗が分かれました。昭和シェル石油は純利益が前期比86%増の390億円となったのに対して、東燃ゼネラル石油の純利益は65%減の59億円となったのです。

昭和シェル石油は、在庫評価方法として総平均法を採用しています。このため、期中に原油価格が上昇したことによって、期首の格安な在庫による利益のかさ上げ効果を享受できました。

東燃ゼネラルは後入れ先出し法を採用しています。そのため、売上原価が時価に近くなって在庫評価益が発生し難くなったわけです。

業績で明暗を分けた両者ですが、実質ベースでは厳しい利益状況であることらは違いありません。

(参考資料:2008726 日本経済新聞)

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2008年8月 5日 (火)

逆境に隠れた勝機

衣料品の春夏商戦、勝者となったのは、ユニクロと良品計画でした。

共通しているのは、機能性や素材を重視し、どんな場面でも着られる商品提案に力を入れた点です。が、見逃してはならないのは、積極的に販促をかけ、買い手の背中を押したことです。萎縮する消費者心理に歩調を合わせて商品を作るだけでは縮小均衡の罠に落ちる。局面の変化こそ、勝負どころなのかもしれませんね。

(参考資料:20088月1 日経産業新聞)

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