静岡三菱 経営安定のコツ
親会社の不祥事等にも関らず、2005年3月期は2億近くの経常利益が確保できる見通しの静岡三菱の強さは、新車に頼らない経営の確立にあります。
この新車に頼らない経営は、品揃えが薄い為にヒット車のあるなしで業績が左右され続ける三菱自動車販売店の体質を考えてスタートされ、総経費カバー率(部門別の儲けが全体の経費のどれだけを賄っているかを示す)を重視することが特徴的です。つまり静岡三菱は、新車部門以外の売上をアップすることで収益を安定させているのです。
現在、車検や修理等のアフターサービズ部門が7割近く(三菱の平均は52%)を占め、これに中古車や部品販売を含めると、売上高のほぼ9割となっています。その結果、新車(総売上高の1割程度)が全く売れなくても経費の大半をカバーできるのです。
(2005年3月1日 日経産業新聞の記事から)
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