性別・世代を飛び越えたクロス消費の拡大
消費の尺度が社会常識から自己満足にシフトした結果、男性的な商品を女性が使い、若者向けのサービスを利用する中高年が増える…という“性別”や“世代”が交錯したクロスオーバー消費の傾向が進み、新たな需要を生み出しています。このため、企業は、性別や年齢を超えた“潜在するクロス需要”を掴む必要に迫られています。
《性別のクロス消費の実例》
2004年のハーレーダビットソン新車登録台数の10分の1近くは女性所有である
厨房に入り、高機能な白物家電を利用し、インテリア等に凝るというライフスタイルを送る男性が増えている(洗濯機等の購入の主導権を男性が握るケースも…)
《世代のクロス消費の実例》
ベネトンメガストア表参道の子供服売場では、子供服を自分の服(小さめのインナー)として選ぶ大人が増えている。子供服はデザインも優れ、着ている大人が少なく、しかも価格も2割ほど安いのが魅力であると言われる。
高級アイスクリームの主要購買層は50代主婦であり、黒豆チョコレートのヒットも中高層の支持によるというように、菓子需要の主役は中高年層である
(2005年3月16日 日経MJより)
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