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2005年4月28日 (木)

実力主義がお客を裏切る?

人気の飲食店『権八』などを経営するグローバルダイニングの長谷川社長が、日経のインタビューで、株式上場から3年間の激震について語っていました。要約すると「保有株式を分け与えられた店長が株の譲渡益を元手として次々と独立したため、穴が開いた幹部ポストを埋めるのにとても苦労したが、これを乗り越えたことでグローバルダイニング式経営を維持できた…」という内容でした。

長谷川社長は、とても前向きに物事を捉える素晴らしい方と思いますが、優秀な人材ほど独立しやすくなる会社体制は顧客の立場からするとあまり良いとは思えません。

何故ならば、お店の柱となるスタッフが突然独立することで一番迷惑するのは、お店のファンであるお客さんだからです。若い野心を尊重するのは良いことですが、まず一番大事にしなくてはならないことは「お客さんに迷惑をかけない」ことではないかと私は思います。

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