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2005年5月

2005年5月31日 (火)

ホテルが提供 良質な眠り

都内のホテル(ロイヤルパーク汐留タワー)が良質な眠りを徹底的に追求した宿泊プランを始めました。寝具、照明、映像、音響などの室内環境を整備し、かつ連携させることで、心地よい眠りをサポートします。特に注目すべきは、松下電工と共同開発した特殊照明と電動リクライニング機能(睡眠しやすいように角度が変わる)を採用したベッドです。

また、希望に応じて、睡眠中の脈拍数、心拍数、熟眠度等をチェックすることも可能になっています。

これだけの充実した設備で、料金は一泊で31200円と、同タイプの部屋の一泊料金と比べ3280円高いだけ…です?

2005529日 ビジネスアイより)

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2005年5月30日 (月)

若者よ、大量に食べよ

コンビニの弁当や総菜で若い男性客がターゲットとした大きなサイズの商品が相次いで登場しています。ファミリーマートでは通常の2倍サイズのおにぎり、am/pmでは容量2.5倍のデザート…という具合です

コンビニは女性や中高年向けの小容量の商品は充実してますが、食欲旺盛な若い男性向けの量に重点を置いた商品は少なく、少量から大盛まで揃うライバルの外食産業に見劣りしていました。今回の相次ぐ大容量商品の投入はコンビニの対抗策と言えるでしょう 2005525日 日本経済新聞より)

う~ん、そうなんでしょうか?大盛もそれなりにあると私は思っていましたが…

コンビニは、大型のカップラーメンを積極的に投入するなど、若い男性向き商品も積極的に取り組んでいるイメージが強いんですが、私の思い違いなんでしょうか?

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2005年5月29日 (日)

お一人様、いらっしゃい!

ホテルや旅行会社が、一人で利用する顧客を対象とした割引プランを相次いで設定してます。団体客の集客が難しくなったことで、各社ともいわゆる「お一人様」の獲得に向けて知恵を絞っています。

近畿日本ツーリスト お一人様限定の温泉プランを設定し、好評を博している

四季リゾーツ 利用人数に関係なく、料金は一律で“一人1泊朝食付き5250円”なので、一人で利用するリピート客が増えている

新阪急ホテル バイキングレストラン「オリンピア」

一人の場合は、通常料金(904515円)の半額で利用できるディナープランを設定しました。この思い切ったプランは、「同伴者がいなければ、食事時間は通常の半分の45分で済むであろう」という仮定の下にできたプランで“一人ではバイキングに行くには気が引ける”という客を取り込む狙いがあります。

2005527日 日経産業新聞より)

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2005年5月28日 (土)

VANの遺伝子、永遠なれ…

1970年代にアイビールックを大流行させた石津謙介氏が5月24日に亡くなりました。

石津氏は、VANで『若者市場の創造』という先駆的な試みを実現されました。当時、お金のない若者相手では商売にならないと言われていたそうですが、石津氏とVANは豊かなアメリカに憧れる若者の欲求を引き出すことで新たな市場を開拓されました。

2005527日 日経MJより)

この石津氏の情熱は、「市場のパイが小さいから商機はない、この年代層は購買能力が乏しいからムリ…」と最初からあきらめがちな現代の経営者に欠けているモノではないでしょうか?

どうすれば新しい市場を生み出すことができるか?を常に考えることの重要性を改めて感じました。

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2005年5月27日 (金)

立ち飲みバー

最近、都心に立ち飲みバーが増えています。

しかし、従来の立ち飲み酒場とは明らかに異質なものですが、若者の多い居酒屋とも、気取った洋酒バーとも違います。

強いて言えば、ヨーロッパの街角にある“パブ”や“バル”に近い存在と言えます。有名店としては、神泉の「buchi」や恵比寿の「恵比寿18番」などが挙げられます。

これらの店の特徴は、大人をターゲットとし、立ち飲みならではのコミュニケーションを醸し出す空間を作ろうとしていることです。ですから、椅子を入れるスペースはあるけれど、あえて立ち飲みとしています(お客さんを座らすと雰囲気が変わってしまいます)

立ち飲みバーの盛り上がりは“大人がライフスタイルのリード役となりえる時代”になったことを感じさせます。

(2005525日 日経MJより)

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2005年5月26日 (木)

エディを使ってみました

近所のコンビニで電子マネーのエディが使えることを知り、早速使ってみました。

店頭でカード(100円)を買い、そのカードに入金(チャージ)します。商品を買うときは、レジにある読取器にエディのカードを置くだけでOKです

まあ、スイカの支払いと同じですが、読取器にかざすスイカに対し、エディは読取器に置く方式なので、使い勝手はエディのほうが優れているように感じました。

エディを利用すると、小銭が要らないので非常に便利です。

ただ、カードのデザインがイマイチなのを何とかして欲しいですね。

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2005年5月25日 (水)

低価格ホテル、決め手は価格ではなく気配り

一泊4980(都内は6490)で稼働率80%超の『スーパーホテル』の人気の源は、低価格ではなく、ハードとソフトの両方における細やかな気配りです。過ごし易い環境作りや接客サービスには投資を惜しまないことが競争力を向上させています。

ハード面の気配り

性能の異なる5種類の枕を選べる(白は柔らかい枕、オレンジは低反発の枕)

ベットの幅がゆったり(シングルでも140150センチ)

ビデオ・オン・デマンドを導入し、客室で映画が楽しめる

女性向けの客室は禁煙で小物入れ等にも工夫が凝らしてある

ソフト面の気配り

一枚の紙にした経営理念を朝礼で読み合わすなど理念や哲学などの規範を徹底しているのに対して、実際にどう接客するかは個人の裁量に任せるようにして、サービスに幅を持たせている

(2005516日 日経MJより)

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2005年5月24日 (火)

ローソンが100円ショップ

ローソンは、生鮮品や生活雑貨を税抜き100円で販売する新店店(売り場面積はコンビニと同じ120㎡で、2倍近い4000品目を揃える)を527日練馬に開き、3年間で1000店に拡大すると発表しました。

これは、コンビニ市場の成長が鈍化するなか、物流網や商品調達力を生かして新市場に参入し、一気にシェアを高める狙いの他、大都市圏での100円ショップとの競合が激化に対して自ら低価格店を展開することで対抗する狙いもあると見られます。

ローソンは、『ローソン』、高級店『ナチュラルローソン』、低価格店『100円ショップ』の3種類の店を商圏と立地特性に応じて展開することを目指しています

2005523日 日本経済新聞より)

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2005年5月23日 (月)

コレクターアイテムとしてのエディとスイカ

公衆電話の減少により、コレクターアイテムとしての記念テレホンカードの価値が下がり、反対に記念切手が元気を取り返しています(冬ソナ切手、松井切手、イチロー切手など…)

しかし、電子マネーの普及により、プレミアム仕様の電子カードが記念グッズとして定着するように私は予想しています(エディはたまに特別仕様のものがありますが、スイカはまだありません)

スポーツ選手等のイラストの入った電子マネーのカードがコレクターアイテムとして広く定着すれば、その分収益率の向上が見込まれる(記念カードは使われない)はずです。

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2005年5月22日 (日)

電子マネーのエディとスイカ、どっちがお得?

電子マネーのエディとスイカ、どちらが便利か?比較してみます。

発行枚数 (2005年4月末時点)

 エディ1020万枚 スイカ685万枚

月間利用件数 (2005年4月)

 エディ930万件 スイカ10万件

使える場所 

 エディ am/pm、サークルKサンクス、マツモトキヨシなど

 スイカ 関東圏と仙台圏のJR各駅と駅関連施設

携帯電話との連携

 エディ ドコモのおサイフケータイとしてサービス開始

 スイカ 来年からおサイフケータイに採用される

お勧めの電子マネーは?

 エディ マイルを貯めたい人にオススメ(ANAのマイレージと提携)

 スイカ JRをよく利用する人にオススメ

 (2005522日 日本経済新聞より)

両者とも使用可能な場所が限定されていますが、今後の展望としては、今後は利用店舗数の拡大、携帯電話との連携力などが成長のカギとなると思われます。

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2005年5月21日 (土)

美味しいジャムパンが食べたい

最近のコンビニやパン屋さんは、いろいろと工夫したパンを商品化しますが、なぜか?“ジャムパン”がそのラインナップに加えられることは少ないです。私の子供の頃は菓子パンと言ったら“ジャムパン”だったので、今でも“ジャムパン”には他のパンより思い入れがあるので、こういった現状には寂しさを感じます。

“メロンパン”がレトロ嗜好を上手に活用して大ヒットしたように、“ジャムパン”も工夫すれば30~40代の昔“ジャムパン”をよく食べた層に支持されるような気がするのですが…どうでしょうかねぇ~

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2005年5月20日 (金)

高級スーパーが身近に

高級スーパーの主たる利用者は“中年の高所得者”がというイメージがありますが、駅ビルや複合ビルへの相次ぐ出店で、年代や所得にあまり関係なく利用されるようになりました。

駅ビル等に最近出店した主な高級スーパー

 『いかりスーパーマーケット』 ecute大宮

 『クイーンズ伊勢丹』 アトレ品川

 『プレッセ』 コレド日本橋

 『成城石井』 全31店のうち25店が駅ビルに出店

所得別の利用率

 世帯所得1000万円以上で、月一回利用する人が35.6

 世帯所得500万円未満で、月一回利用する人が19.2

 ※500万円未満の人の利用が増えている

年齢別の利用率

 40代 32.6

 50代以上 20%未満

 20代 6.0

 ※40代の利用が多く、50代の利用が思いのほか少ない

2005518日 日本経済新聞より)

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2005年5月19日 (木)

定説を破る夏場の販促~サーティワンアイスクリーム

何もしなくとも売れる夏場は販促を控えるべきというのがアイス専門店の定説でしたが、サーティワンは68月にダブルのアイスを注文するともう一個をサービスする「チャレンジザトリプル」というキャンペーンを展開します。この業界の常識を打破する販促で狙うのは“固定客作り”です。サーティワンのユーザーは3ヶ月に1回来店のライトが19%、月に1回来店のミドルが58%、毎週利用のヘビーが18%ですが、この販促でミドルとライト層の底上げを目指しているそうです。(2005511日 日経MJより)

さて、この試み、固定客作りに上手く結びつくか?それとも、ただ利益率を悪化させるだけか?

結論が出るのは秋風が吹くまでのお楽しみです。

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2005年5月18日 (水)

シニア向け仮想商店街

楽天が3月末に開いた『楽天シニア市場』が好評です。ネット通販に不慣れな方への様々な配慮が逆に若者層にも支持され、売上は当初目標を上回っています。

この“シニア市場”の特徴としては…

高品質の商品に絞った(ワインセットなど)

バナー広告をなくし、落ち着いた藍色でまとめた

説明の文字を大きくした

閲覧は完全無料と表示し、ヘルプボタンを備え付けた

エレベーター感覚で各売り場を回る機能を付けた

…などが挙げられます。

また今後は“シンプルで見やすい雰囲気とコーナー拡充をどう両立するか?”…ということが課題となってくると思われます。 200559日 日経MJより)

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2005年5月17日 (火)

マクロビオテイック ~ 温故知新?

玄米や野菜、豆類や海草などを中心に日本の伝統的な食生活を実践する『マクロビオティック』は、欧米では1950年代から人気が浸透していましたが、本家の日本では「粗食」「病人食」と受け止められ、さっぱり人気がありませんでした。

ところが、2000年頃から健康・美容志向を背景にして注目され、フレンチの手法などを上手く取り込むことで地味で取っ付き難かったイメージを刷新して、食トレンドの一角を占領する勢いを持ち始めました(特にスイーツが人気です)

人気店として、恵比寿の『マクロビオティック マルシェ』、日比谷の『チャヤクマロビカフェ&デリ日比谷』などがあります。また、白金のラディソン都ホテルでの「マクロビランチ付宿泊プラン」も人気を集めています。

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2005年5月16日 (月)

一等地に「オレの店」

ムジャキフーズは、やる気と腕に自信ある社員を個人事業主(「大将」と呼ぶ)として育成して独立させ、任せた店を擬似チェーン店のように運営するシステムを作り上げました。

最近のオープン例としては、六本木ヒルズ内のラーメン店(らーめん鉄釜)、中目黒駅前の中華料理店(麺飯食堂大地よ水よ人よ)などがあります。

本部主導型だと没個性的で独立志向の人の特色を生かせない店舗になるので、ムジャキフーズでは本部が店舗物件の紹介や食材仕入を支援しつつも、メニュー・味付け・屋号はすべて大将任せとして魅力的な個店チェーンを作ります。

田代社長の「中食などとの競争で勝ち残れるのは地域に愛されるとうちゃん、かあちゃんの店」というコンセプトが、個人経営ゆえの魅力に既存FC店の良さをプラスした「オレの店」を作り出したわけです。

2005513日 日経MJより)

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2005年5月15日 (日)

ゴルフ場は効果抜群

マンダムは、2年前から「ルシード」ブランドの整髪料やローションを240ヶ所(全国の1割)のゴルフ場のシャワールームに置き、売店でも販売する戦略をとったところ、売上が14%も伸びたそうです。

年間800万人の目に触れることで知名度が飛躍的に伸びたこと、無香料なので家に持って帰っても家族に嫌がられないこと…が受けたようです。

2005514日 日本経済新聞より)

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2005年5月14日 (土)

売れる弁当の新公式

売れる弁当の公式があるそうです。

男性が好む弁当~メーンのオカズが大きく、茶色や焦げ目が目立つ500グラム超のボリュームのある弁当

女性が好む弁当~10種類以上のおかずが入っていて華やかな色がある450グラムの見た目のよい弁当

しかし、この公式には年齢という視点が欠けています。シニアが弁当を選ぶ上で重要な条件は「硬いものは入っていないか?」です。このことを考えると、男女別の他にシニア向けの「やわらかいオカズがいろいろと入っていて、量は少なめ」という公式も求められるはずです。

2005513日 日経MJより )

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2005年5月13日 (金)

皮膚科診察所の開業、何故相次ぐの?

皮膚科診療所が6年前に比べ13%も増えていますが、人気の理由としては、初期投資が2900万円と少ない(消化器系内科は6800万円)こと、急患が少なく時間に余裕が持て仕事と子育てを両立したい女性医師に合っていること…と言われていますが、皮膚科は自由診療に重きを置くため経営を安定しやすいのも影響していると思われます。背景としては、政府による医療費抑制があります。保険制度に頼った診療所経営は曲がり角にあり、安定的な診療所経営には自由診療が欠かせないという流れがあるわけです。

で、特に皮膚科と眼科では、自由診療を主とする診療所が増えています 

皮膚科 シミやほくろを取ったり、小じわを減らす

眼科 シーレックと呼ばれる近視の矯正手術

しかし、こういった動きに対して、人材の偏りを懸念する声もあるのも事実です。

2005410日 日本経済新聞)

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2005年5月12日 (木)

ガラス屋根のクルマ 人気上昇

狭苦しさを和らげ、開放感を味わえるため、屋根に大きくガラス窓を広げた乗用車に人気が集まっているそうです(窓は開けることが出来ない代わりに、強度は鋼版並み)

ホンダ『エアウェイブ』は、全タイプのうちの64%が屋根の3分の2をガラス窓が占めるものでした。もはや性能だけで売れる時代は終わった…と言えるかもしれません。

2005430日 朝日より)

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2005年5月11日 (水)

ビデオ・オン・デマンド(VOD)サービス

VODは、レンタルビデオ店に行かなくとも、自宅のテレビで多彩な映像作品を好きなときに視聴できる環境を実現するサービスを言います。

料金は、オン・デマンド・ディービー社の場合、加入料5250円、月額2100円でいくらでも見ることができます。

現在はそれほど知名度のないVODですが、高速大容量通信網が普及し、認知度が高まれば火がつく可能性もあり、3~5年後にVOD市場が1000億規模に育つ可能性もあります。

2005418日 ビジネスアイより)

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2005年5月10日 (火)

青春時代が老後に売れる?

現在40代の人が60代になった時のライフスタイルは、今の60代のそれとはまったく違うモノになっていると予想されます。つまり、ライフスタイルとは年齢に応じて変化するものではなく、若い頃にやっていたことを根底に持ち続けているだけと言えるわけなのです。

定年後の団塊世代に関心を寄せている企業は多いのですが、その心を掴むヒントは意外と彼らの青春時代に隠されているのもしれません。(200548日 日経MJより)

私が思うには「60歳だからこういう商品を買うだろう」ではなく、「若い時の気持ちをどの程度取り込んだ商品なら買ってもらえるか?」という発想への転換が必要ということでしょう。

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2005年5月 9日 (月)

こいのぼり 少子化なのに需要旺盛

こいのぼりの販売数はここ10年で変化はないが、高額商品の需要はむしろ増えています。

その理由として考えられることは…

①子供の数ではなく、世帯数が問題なのである

  核家族化で世帯数が増えればマーケットは拡大する

②贈る側の高齢者はお金を持っている

  ようやく産まれた孫に10万円以上の高額セットを贈るケースが増えている

200555日 ビジネスアイより)

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2005年5月 8日 (日)

花を贈るということ

「毎年、ある人から花を贈って頂くのだが、2~3年ごとに萎れたり、折れたりする花が届いて悲しい」という話を聞きました。有名店なので信頼して同じ花屋さんを利用しているようですが、贈り主の方はこの不具合の事実を知りません。何故なら、贈られた方が贈った方に「花の状態が良くなかった」とは口が裂けても言えないからです(←ここがとても重要な点です)

ですから、花屋さんは受け取った方からのクレームがあったら、次回からはコストを度外視してでも、完璧な状態の花を届けなければなりません。それが「感謝を花という形にして伝える行為」をお手伝いする商売の基本姿勢のはずです。

しかし、現状はというと、サービスの形態がシステム化している為、特別の配慮が入り込む余地がなく、同じミスを繰り返しているようです。

とにかく「同じミスを繰り返さない」…これがどんな商売にも共通する鉄則です。

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2005年5月 7日 (土)

一番大事なのは『選び易さ』

オリジン弁当は『選ぶ喜びが競争の源になる』という方針で、メニューを倍増の30種類にする試みに挑戦しています。現在、6割超の店舗で実施され、前年比マイナスだった既存店の売上が上向いているそうです200554日 日経MJより)

しかし、実際の利用者として言わせて頂くと、数が増えたことで何を選べばいいか?混乱している状態です。弁当屋さんは時間をかけずにメニューを決めたい場所なのに、沢山のメニューが漠然と並んでいると、どんなメニューがあるか?を把握するだけでも疲れてしまいます。これなら、棚をパッと見て、大よそ何があるかが分かるコンビニのほうが利用し易いです。

要は『数の多さ』ではなく『選び易さ』が大事なのです。豊富なメニューを、肉料理と魚料理、ヘルシーとスタミナ、などと区分して配置し、利用者が時間をかけずにメニューを選べる工夫をして初めて『選ぶ喜び』を提供できる…のではないでしょうか?

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2005年5月 6日 (金)

『ロハス』についての私見

ロハスは生活に定着したエコロジーという側面で発展していけば新しい豊かなライフスタイルの創造に繋がります。しかし、企業に安易に使用され、陳腐化してしまうリスクもかなり高いと思います。

私は、現在のロハスブームは“企業主導型”というイメージが強いように思います。企業側はロハスをセレブに代わる新しい商売の切り口と捉えているだけのような気がしてなりません。

これを本当の意味での豊かな生活体系にできるかどうかは消費者自身にかかっています。マスコミに流されずに自分に合ったロハスを見つけることが大事でしょう。

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2005年5月 5日 (木)

『エコ』より『ロハス』で暮らす

新しい消費のキーワードとして『LOHAS(ロハス)』が注目されています。

『ロハス』とは、お洒落で楽しい生活を前提として、健康的で環境に配慮した商品やサービスを選ぶライフスタイルを指します。

既にアメリカでは、成人の3割を占める600万人がロハス層と言われており、『ロハス』を具体的に想定する商品やサービスとしては、ヨガ、自然食レストラン、エコツーリズム、風力発電などがあります。理屈っぽくて消費意欲と結びつかない『エコ』とは違い『ロハス』はあくまでも自分の欲求を満たすところからスタートしているのが人気の理由かもしれません。要するに『ロハス』とはエゴ(利己主義的)な『エコ』と言えるのです。

日本でも、ロハス関連ビジネスはあらゆる分野に広がっています。3040歳の女性が多いロハス層は、生活を楽しむ意識が強く、モノ選びに強いコダワリを持っています。しかも環境配慮が第一ではないが、環境に対する意識は高いので、売り手の立場からすると『さりげないエコ』をどれだけ付加できるか?がロハス層に喜んでもらえるカギとなりそうです。

200552日 日経MJより)

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2005年5月 4日 (水)

コンビニの24時間営業

いつ行っても店が開いていることがお客さんに安心感を与えると言われます。

例えば、こんな実例があります

10時閉店を24時間営業にすると、夜中だけでなく午後10時前に来る客が増えた

月曜定休の店が無休にしたら、月曜以外の日の来店客が増えた

なるほど、確かにそうです。(2005427日 日経MJより)

しかし、地域によっては深夜の来客者が殆どないところもあります。ローソンの新浪社長が24時間営業見直しについて言及し、それがある程度の支持を得たのは当然といえば当然です。つまり、理想のビジネスモデルが永遠に通用するわけではないということです。この辺の見極め画また難しいわけですが…

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2005年5月 3日 (火)

体感的景気は『くもり頑張れば晴れ…のはず?』

昨日は関東財務局発表の都内景気を紹介しましたが、今日は毎月関与先を訪問している会計事務所の立場からの景気感を書いてみます。

まず、数は少ないのですが、立地の良さ等を活かした経営で好調を維持し続けているお客さんがいます。景気等の良し悪しには左右されないので、本業に全力投入でき、さらに良い方向に進めるわけです。

また厳しい状態のお客さんについても、今年に入ってからは「最近、いい感じになっている」という声を聞く機会が増えてきました。昨年の今ごろは、皆さん口を揃えて「さっぱりだよ!」と言っていたのを考えると、風向きが変わってきたように感じます。

しかし、問題はこうした好調が長く続かないことです。つまり、追い風をハズミに業績を上向きにするだけの力がまだ中小企業には備わっていないのです。ということは、運良く?吹いてきた追い風を業績アップにつなげられる経営ができるか否か…がポイントになってくるわけです。

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2005年5月 2日 (月)

都内景気は『くもり一時晴れ』

関東財務局東京事務所は1~3月期の都内の経済情勢報告において「都内景気は生産活動に持ち直しの動きがあり、雇用環境も改善しているが春先の天候不順で小売業(特に衣料と飲料)が低迷した為、回復基調にはあるが個人消費など一部に弱い動きが見られる」と総括し、4月の都内景気を『くもり一時晴れ』と示しました。

※関東他県の4月の景気

千葉県『くもり』

譲マンションは好調だが、個人消費は大型店の不振とコンビニの伸び悩みと振るわない

神奈川県『くもり一部晴れ』

分譲マンションが好調だった住宅建設も弱い動き、百貨店・スーパーの売上が低迷

埼玉県『くもり一部晴れ』

分譲マンション増加で住宅建設に持ち直し感、生産活動は一進一退、個人消費は弱含み

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2005年5月 1日 (日)

成長のカギは過去の成功体験

山形県にある峯田電器(山辺店)は、外販主体の営業で前年比2~3%の売上増を維持している地域家電店です。が、特に目新しいサービスをしているのではなく、かっての地域家電店がやっていた地元密着の商売をずっとやり続けていることが顧客から評価されているそうです。

とはいえ「顧客の寝室まで入り込んでこそ信頼関係が掴める」と言い切るまでの徹底ぶりが成功のカギとなっています。

昔とか今とか…が問題なのではなく、どこまで徹底してそのスタイルを貫き通せるか?が決め手なのですね。

2005427日 日経MJより)

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