『エコ』より『ロハス』で暮らす
新しい消費のキーワードとして『LOHAS(ロハス)』が注目されています。
『ロハス』とは、お洒落で楽しい生活を前提として、健康的で環境に配慮した商品やサービスを選ぶライフスタイルを指します。
既にアメリカでは、成人の3割を占める600万人がロハス層と言われており、『ロハス』を具体的に想定する商品やサービスとしては、ヨガ、自然食レストラン、エコツーリズム、風力発電などがあります。理屈っぽくて消費意欲と結びつかない『エコ』とは違い『ロハス』はあくまでも自分の欲求を満たすところからスタートしているのが人気の理由かもしれません。要するに『ロハス』とはエゴ(利己主義的)な『エコ』と言えるのです。
日本でも、ロハス関連ビジネスはあらゆる分野に広がっています。30~40歳の女性が多いロハス層は、生活を楽しむ意識が強く、モノ選びに強いコダワリを持っています。しかも環境配慮が第一ではないが、環境に対する意識は高いので、売り手の立場からすると『さりげないエコ』をどれだけ付加できるか?がロハス層に喜んでもらえるカギとなりそうです。
(2005年5月2日 日経MJより)
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