お客さんの嗜好を商品に反映させる
山梨県のスーパー『オギノ』は高齢化マーケットに対応するため、買い物をし易い売り場を目指しています。
その姿勢を反映する商品が、手頃な量と値段設定が人気の「98円サラダセット」です。このサラダセットがヒットした理由は、手間がかかることと食材が余ることは嫌だが、出来合いの総菜には抵抗のある高齢者の嗜好を考えて、ドレッシングを別売りとして完成品の一歩手前で販売したことです。
このような詳細な顧客の好みが分かるのは、オギノ独自のデータ分析システムによるところが大きいと言えます。85%の顧客が利用するという特典付きポイントカードからの莫大なデータを分析する能力を徹底した社員教育で磨いているノウハウは他を寄せ付けません。
(2005年6月12日 日経MJ)
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