受注販売システム
出版社の「トランスビュー」は『14歳からの哲学~考えるための教科書』が23万部の大ヒットとなりましたが、その秘密は、企画力と独自の流通システムにありました。
このうち、独自の流通システムとは「受注販売システム」のことで、取次店を通さずに注文を受けるシステム(取次ぎ飛ばし)です。
このシステムのメリットを挙げてみます
取次ぎを通した場合の返品率35~40%が4%に激減した
返本という余分な在庫を持たずに済み、注文を受けた分だけ販売できる
書店の粗利益が上がった
取次ぎを通すと20%だったが、受注販売だと取次ぎを通さないので30%になる
迅速なタイアップもできる
テレビ番組の放映直前に、「Nステで大きく紹介されます、注文はいかがですか?」と書いた注文書を1000店にFAXし、売上を増やした。しかし、取次ぎを通していたらこれだけ迅速な販促はできない
(2005年5月28日 ビジネスアイより)
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