360度ビアスタジアムのもう一つの意味
6月28日の千葉マリン球場では、全席自由席の1500円、しかもビールが300円(通常は600円)で飲める『360度ビアスタジアム』という画期的な試みが行われました。
この企画はファンに対する感謝のために実施されたわけですが、別の狙いもありました。
それは「席の種類と適正な価格を決める判断材料とする実験」です。移動自由にしてみることで、“お客さんの流れがどうなるか?”“どこで見たいか?”を調査したわけです。
球場にはアンケートが設置され、観客に“この席を選んだ理由”“このあとどの席に移りたいか”を回答してもらうとともに、試合開始から30分ごとにスタンドの360度写真を撮影しました。そして試合終了後、アンケートの集計と360度の写真で観客の流れを突き合わせて、今後の席種設定のヒントとしたわけです。
ロッテは、空席が目立つ席を交流戦後に価格の安い席種に変更して観客増に成功した…という実績があります。そういった意味でも、このビアスタジアムがどんな成果を引き出すのか楽しみです。
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