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2005年7月

2005年7月31日 (日)

ビックカメラ柏店 リピーターを増やせ!

今年の3月に開業したビックカメラ柏店は、その立地の良さゆえにあらゆる層のお客さんが訪れますが、リピーターが多いのが特徴です。

その秘訣は、下記のようなお客さんを飽きさせない工夫をしているからなのです

①イベントをほぼ毎週開く

②注目商品を臨機応変に目立つ位置に持ってくる

ハイビジョンの隣にアナログ映像のテレビを置くなど商品の違いが一目で体感できるような商品の陳列をする

浮気な?お客さんが多い都心店とは異なり、地方店は、“お客さんが店に愛着を持ってくれれば継続的に買ってくれる”という特徴があります。ビックカメラ柏店では、信頼性を醸造するために、相談コーナーなどを設けて、相談をしやすい店作りを目指しています。

(参考:2005720日 日経MJ)

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2005年7月30日 (土)

夏のフルーツの新定番『マンゴー』

果物消費全体が伸び悩む中、“マンゴー”が20代女性から人気を拡げ、着実に夏のフルーツの新定番として認知されつつあります。(ちなみにメロンはここ5年で25%減、スイカは20%減という現状です)

人気の理由は酸味が少なく万人受けする甘みであるのに加え、ビタミンや食物繊維が豊富な点が特に女性に受け入れられたと考えられます。

外食チェーンにおいては、2000年にスターバックスコーヒーがフラペチーノにマンゴー加えたことで人気が一段と広がり、今年になって、プロントが4種類のマンゴー飲料を、そしてガストがマンゴーのデザートを発売する…というように、マンゴー関係のメニューの充実ぶりが目立っています。

この人気には、輸入相手国が増えたことで、幅広い価格帯から商品を選べるようになったという側面もあります。1個300円のフィリピン産から、500円のメキシコ産、1000円の豪州産を経て、最高級の1500~5000円の宮崎産まで、用途に応じた選択ができるようになっているのです。

2005728日 日本経済新聞より)

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2005年7月29日 (金)

現場感覚

スリーエフのランドマークタワー店(横浜市)の青木修店長は、横浜ランドマークタワーというビジネス街と観光地を併せ持つ立地特性を理解し、機動的に平日と休日の売り場を作り変えています。

その判断の基準となっているのは、接客を通じて掴んだ販売動向です。例えば、“おにぎり”の売れ筋は、平日のサラリーマンとOLの好みと休日の観光客のそれとでは明確な違いがあります。平日は「直まき」「変わり種の具」に人気があるのに対し、休日「手巻き」「定番(サケ・タラコ)の具」が売れます。青木店長は、こういった売れ筋情報を日々の接客から掴むようにしています。そのため、コンビニの最大の武器と言われるPOSSデータもあくまでも裏付けとして活用するに留めています。

POSSデータに必要以上に頼らずに、現場感覚を大切にすることが、やはり商売の基本なのです。

2005729日 日経MJより)

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2005年7月28日 (木)

ミドル世代のマナーブーム

雑誌でのマナー特集に人気が集まっていますが、その理由として「一流料理店などの敷居が低くなったが、このような場に相応しいマナーや身のこなしに自信がない人が多い」、「家庭や職場の人間関係の変化により、昔のようにマナーを伝える回路が消えつつある」「マニュアル世代が40代後半となり、今自分が必要とするマニュアルを雑誌等に求めている」などが考えられます。

しかし、もっとも大きな理由は『従来の恥をかかないために型を覚えるというマナーから自分を演出する道具としてのマナーへと変わってきたため、“料理人はこんな一言に感激します”、“こんなお客さんに一目置きます”といった、より格好良く振舞うための実践ノウハウが必要となった』ということです。

今、マナーは“失点を防ぐための教養”から“得点を稼ぐだめの作戦”へと変化しつつあるのです。

2005722日 日経MJより)

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2005年7月27日 (水)

お気に入りのBGMでどうぞ…

渋谷にオープンしたレストラン『カリーノ』では、テーブルの上に設置されたBOSE製のスピーカーに自分のi-Podを繫いで、お気に入りの曲を流すことができるようになっています。

テーブルごとに異なるBGMが流かしても雰囲気が壊れないように、店としては音楽を流さない、半個室にする…などという工夫をしています。

2005722日 日本経済新聞)

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2005年7月26日 (火)

ネット証券が銀座に出店

マネックス・ビーン証券が、22日に銀座に有人店舗を出店しました。

コストをかけないはずのネット証券が有人店舗を設けた理由は、スムーズな口座開設を行うためと言われています。ネット証券は口座開設に必要な書類を郵送でやり取りするため、取引開始まで最短でも1週間、場合によっては2~3週間かかります。これを煩わしく思う人が多く、ネット証券が敬遠される理由となっています。しかし、有人店舗であれば、既存証券並みのスピードで口座が開設でき、すぐに取引が始められるというわけです。

また、もう一つの理由として、顧客の層が拡がったことで、ネット限定の申込受付体制では不十分になってきたことがあります。ネットに馴染みがない人でも有人店舗ならば、口座開設までは簡単にできますので、利用者の裾野の拡大に繋がるというわけです。

(参考資料:2005723日 ビジネスアイ)

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2005年7月25日 (月)

全席禁煙の居酒屋

東京・赤羽にオープンしたワタミの『手づくり厨房』の一号店は、大手居酒屋チェーンでは始めての全席禁煙の店舗です。(タバコを吸いたい人は空調を完備した喫煙スペースに移動して吸います) 

ワタミは、利用者のニーズを先取りすることで、タバコの煙を嫌う家族連れなどの来店に期待しています。

居酒屋とタバコの煙は切っても切れないものかと思っていましたが、時代は変わりつつあるのですね。

2005722日 日経MJより)

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2005年7月24日 (日)

2005年小売業調査より(家電製品)

総売上高経常利益率 (%)

1位 ヨドバシカメラ 6.3 2位 サンキュー 4.8 3位 ZOA 4.5 

4位 ミドリ電化 4.3 5位 ヤマダ電機 3.6

一人当たり総売上高 (千円)

1位 ヨドバシカメラ 204,526 2位 ビックカメラ 141,451 

3位 ケーズデンキ 107,751 4位 ヤマダ電機 101,782 

5位 コジマ 98,001

坪当たり直営店売上高 (千円)

1位 ヨドバシカメラ 15,146 2位 ビックカメラ 14,685 

3位 フジヤエービック 13,416 4位 ヤマギワ 11,300 

5位 ヤマダ電機 4,617

   

売上高ではヤマダ電機に及ばないヨドバシカメラですが、販売力という面から見るとスバ抜けた存在であることが分かります。

家電業界はどの店舗も同じメーカーの同じ商品を扱うため、勝敗を分けるポイントがバイイングパワーとなり、結果的として苦境に陥る中堅企業が目立ちます。生き残り策としては、勝ち組の大企業と組むことが考えられますが、再建のため換骨奪胎されるケースが大半というのが現状です。

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2005年7月23日 (土)

2005年小売業調査より(カジュアル衣料)

総売上高経常利益率 (%)

1位 ポイント 19.9 2位 FR 19.4 3位 UA 13.0 

一人当たり総売上高 (千円)

1位 パル 77,670 2位 UA 31,094 3位 FR 29,980

坪当たり直営店売上高 (千円)

1位 UA 7,414 2位 FR 3,141 3位 パル 3,071

《 総 括 》

売上高は前期比9.9%増で3年ぶりの増収となった。

ファーストリティングはプリントTシャツなどの好調により、既存店売上高が回復し、前期比11.3%伸びた。

()UAはユナイテッドアローズ、FRはファーストリティングの略

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2005年7月22日 (金)

2005年小売業調査より(100円ショップ)

売上高ランキング

1.  大創産業  320,000百万円(前期比6.7%増) 2500

2.  キャンドウ   62,189百万円 (前期比19.5%増) 733

3.  セリア     50,133百万円 (前期比17.4%増) 763

《 総 括 》

売上高の伸びは前期比9.6%で依然高水準を維持しています。経営効率も進み、経常利益は11.1%増となっています。

ただ、今後は成長が減速する可能性もうり、立地を厳選し、一店舗あたりの収益力を高める時期に差し掛かっていると思われます。

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2005年7月21日 (木)

朝専用食品

朝用を謳った『朝専食品』が続々と登場しています。これは、自宅で朝食を取らない人に対して外食産業が専用メニューを用意したという動きが食品メーカーにまで広がってきた結果と言えます。

オフィス環境の快適さもあり、ある調査によると、都市部の若手男性ビジネスマンの33%が会社で朝食を取っているそうです。『朝専食品』メーカーはこの点に目をつけ、特徴のある商品を開発投入し、効果的な宣伝を打ち、見事に新市場を開拓したわけです

朝用のチョコレートは、小さなサイズ(持ち歩いて一度に食べ切れる)と大人向けの味付けという特徴があります。この商品を男性が買うようになったことで、結果として、朝と男性という2つの新しい需要を掘り起こせたわけです。200572日 日本経済新聞より)

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2005年7月20日 (水)

都市型百貨店に求められるのはセレクトショップ感覚

豊かな消費者が多く住む大都市でも、最上級の商品をシッカリと品揃えた店はそれほどありません。そう考えると、専門大型店を複合した店舗の運営は大都市の特性に合っているわけです。

もっともブランドを集めるだけでは、次々にできる専門店と競合することになります。小売業として百貨店に求められることは、高級品を扱っている百貨店のセンスで様々な商品を集めて展開する『セレクトショップの感覚』なのです。

2005629日 日経MJより)

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2005年7月19日 (火)

企業の広告宣伝が効く40代

日本経済新聞社の1000人を対象としたインターネット調査によると、商品購入時に参考する情報として、30代は友人などからの紹介、50代は新聞という回答が多いのに対し、40代は雑誌や電車の中吊り広告、街頭広告を参考にする人が他の世代を上回りました。

つまり、ネットの口コミに反応する30代、マスメディアに反応する50代に対し、メッセージ性のある情報や広告に反応すると40代という構図が見えてきて、企業の広告宣伝が効く40代は攻めがいのある世代ということが分かります。

40代男性の購入意欲の高い分野は、懐かしの商品や実際に自分がよく知っている商品です。196080年代のヒット曲を集めたCD196080代の映画のDVD、昭和の雰囲気を出したテーマパークなどの購入・利用者の割合が他の世代を上回りました。

2005715日 日経MJ

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2005年7月18日 (月)

谷間の40代男性市場に注目が集まる

谷間の40代男性市場に注目が集まる団塊と団塊Jr世代に挟まれて軽視されがちだった40代男性市場に消費感度が意外に高いに関らず、他の世代と比べて競合が少なく、攻め方次第で大きな果実が得られるからです。

ファッション関連に使う金額が1ヶ月5000円未満が63%と高い40代(30代は58%、50代は53%)ですが、ユナイテッド・アローズ(UA)の栗野弘文常務は「40代男性が若者に比べ、ファッションに関心が薄いという常識は間違いである」と語っています。若者向け商品も抵抗なく購入する30代、関心を示さない50代に対し、40代は来店して服を手に取り鏡の前まで行くが買わない世代…なのだそうです。UAは40代を“サイズと組み合わせ方の提案さえ充実させれば取り込める世代”と考え、 40代以上が対象の新ブランド『ダージリン・デイズ』を立ち上げました。(2005年7月15日 日経MJ)

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2005年7月17日 (日)

ペット店 新サービスで差をつける

独自のサービスを展開することで、他店との競争に打ち勝とうという戦略をペット・ショップが取り始めています。

動物病院を併設する

コジマは、今後3年間で新たにペットショップ10店に自社が運営する動物病院を併設します。病院の開設費用は1箇所で約3000万円とかかりますが、相乗効果を期待しての戦略です。

出来たての健康食品を販売する

ペットシティは、合成保存料なしのペットフードを店頭で製造するサービスを始めました。“ペットにも安全な食事を…”というニーズに応えることで差別化を計ろうとしています。

200576日 日経MJより)

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2005年7月16日 (土)

オール300円の居酒屋

飲み物も食べ物もすべて300円という料金体系の居酒屋があります。ここでは、人気の2店舗を紹介します。

GINZA300Bar(銀座)

100種類以上の酒とすべての料理が300円のスタンディングバー

客層はサラリーマン、OL中心

チャージも時間制限もなく、11200円で楽しめます

ちょっぷく神田富山町店(神田)

300円のチケットを券売機で購入し、好きな料理や酒と交換するセルフ方式の居酒屋で、一日一枚だけ出る1500円の当たりチケットを楽しみに来店する常連も多い

サラリーマンが毎日に来て楽める店がコンセプトなので、値段は安いが、内装には工夫を凝らして、安っぽくない作りにしています

200573日 ビジネスアイより

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2005年7月15日 (金)

買いたい価格

日本経済新聞社が調べた『今、消費者が買いたいと思う価格』を紹介します。一部の商品については実勢価格との差が縮まっていますが、まだまだ買いたい価格と実勢価格との乖離が感じられる結果となっています。

《 家電・デジタル分野 》 買いたい価格が下がる品目が目立ちますが、高機能化が特徴の商品については上昇しています

エアコン 57万円がもっとも多いが、710万円も27.7%、10万円以上も27.4

一眼レフデジカメ 最多価格帯7.510万円で、実勢価格との差が縮まっています(各社が今夏の商戦の有力商材と見るのも納得です)

3040インチの薄型テレビ 20万円未満(昨夏と昨冬は1530万円)

《 スポーツ関連 》 野球に割高感が見られます

プロ野球入場料 1649円(実勢価格は2515円)

Jリーグ入場料  1444円(実勢価格は1877円)

《 サービス関連 》 昨年11月の調査に続き、実勢価格との開きが目立ちました

ハウスクリーニング 15,000円未満が8割以上(実勢価格は25,00030,000円)

訪問介護サービス 高齢化進展の利用者増で、値下げへの期待感が強まり、加重平均で前回の調査より1.4%下落しています

フィットネスクラブ 半数以上が5,000円未満(実勢価格は7,0008,000円)

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2005年7月14日 (木)

ヤマダ電機のFC ~ サービスの商品化を目指す

ヤマダ電機は、“品揃え・低価格”が強みの大型店と“地域密着・サービス”が強みの小型FC店の二本立ての拡大戦略を目指しています。

小型FC店は、大型店に行き難い顧客層(高齢者や子供など)をターゲットとしています。手厚いサービスの地域密着型店舗であれば、商品の価格が多少高くても、大型店との住み分けができると踏んでいます。さらに、家電業界に根強く残る“サービスは無料”という考え方から“きちんとした商品”に育てようという試みにも挑戦します。例えば、DVDの接続、設定ならば2100円と言うように商品化するのです。

この小型店FCのノウハウを、大型店にフィードバックすることも視野に入っているだけではなく、小型FC店と大型店を一体化することでヤマダのサービスの拠点が広がる効果も期待できるわけです。

(参考資料:日経MJ  2005710日)

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2005年7月13日 (水)

生鮮コンビニ

魚長(北海道・函館市)はスーパー「生鮮夢市場」を15店舗を展開していますが、小商圏化が進み、小分け商品が必要なお年寄りや単身者が増えていることから、2000年に鮮魚の100円ショップ「夢の100えん市場」の出店を開始しました。

この生鮮コンビニは、仕入はスーパーと一緒に行うため、一般のスーパー顔負けの魚介類の品質を誇ります。しかも、カレイ2尾105円、サンマ3105円という低価格が目を引きます。(2005710日 日経MJより)

この魚長の戦略を見ていると、商圏の大きさや特徴によって、スーパー、コンビニ、100円ショップを使い分ける時代がやってきたように感じます。

そういった意味で、ローソンとストア100を展開するローソンは時代の先端を走っていると言えますが、私としては敢えて100円ショップをやらないセブンイレブンの戦略が気になりますね。

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2005年7月12日 (火)

地方を攻める丸井の戦略

丸井は、家具や婦人服など12種類の自主編成売り場を専門店化し、全国のSCや駅ビルに出店する戦略を進めています。まず先兵として、福岡の大型SCの一部を期間限定で間借りして水着・浴衣・ジーンズの実験店を出し、そして今後5年で30前後のインテリア店の「インザルーム」を出店します。

これは、首都圏は新店を作れば自社競合となる飽和状態であり、地方も大型店の好物件は殆どない状態である現状から、小回りの効く自主編集売り場を郊外型SCに送り込む戦略になったというわけです。丸井は自主売り場の比率が36%と高く(百貨店は数%~10%程度)紳士服「ビザルノ」や婦人服「アールユー」は年商70億円台でブランド力も十分にあるので、都心と違ってライバルの少ない地方での勝機は十分に考えられます。

とはいえ、地方では丸井の知名度がゼロに近いので、この新スタイルの店舗が他の有力専門店と伍する実力を発揮できるか?がカギとなってきます。

2005710日 日経MJより)

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2005年7月11日 (月)

昭和がテーマの居酒屋

「ドリームリンク」は、昭和30年代の繁華街や商店街を忠実に再現したテーマパーク型の居酒屋の展開を目指しています。

7月に新宿にオープンした『大衆酒場・銀座カンカン』は、194㎡の店内に駄菓子屋、バー、電器店、玩具店が並んでいて、それぞれの店先で飲食を楽しむ(全部で88席)ことができます。通常メニューの他に、駄菓子屋にあった冷しラムネや学校給食に出たコッペパンといった懐かしいメニューも揃っています。

また、8月には中目黒に昭和30年代の浅草カフェをイメージした『カフェ・浅草オペラ』がオープンします。

2005710日 日経MJより)

さて、この昭和の良き時代?を彷彿とさせるレトロ居酒屋はブームとなり得るのでしょうか?

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2005年7月10日 (日)

立ち飲みの次は“駄菓子屋バー”

駄菓子をつまみながら酒を飲む“駄菓子屋バー”が密やかなブームになっています。ここでは、人気の2店舗を紹介してみます

六本木駄菓子屋バー(東京・六本木)

昨年12月にオープンした昭和3040年代の街並みを模した店です。

定番メニューの他に、給食に出されていたあげパンやハムかつ、トリス、ハイボール、ポッピー…などといった懐かしいメニューが並んでいます。店内は、早い時間は若い人、午後9時以降はOLやサラリーマンで賑わっています。店舗面積は92㎡、座席数は52席、客単価は2000円前後です

バーキャラメル(東京・銀座)

2年半前にオープンした駄菓子に的を絞ったバーで、駄菓子が食べ放題となっています(人気の駄菓子は、酢いか、袋菓子、ソースせんべい)  客層としては周辺のサラリーマンやOLが中心となっています。店舗面積は30㎡、定員はおよそ15名、客単価は約3000円です。

2005710日 ビジネスアイより)

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2005年7月 9日 (土)

その安値 秘訣はIT

ITを駆使して、低コスト、低価格を実現したスーパーが今、躍進しています。その事例を3つ紹介します。

トライアル

毎日、部門ごとにネットによるテレビ会議を実施して、最新の陳列方法や売れ筋商品の報告などを行い、情報の共有化を図っている。変化の激しい流通業にとって外部委託では対応が遅れるということで、売上の7%をシステム投資に回して自社で行うようにしている。

オーケー

一週間の需要を予測して、商品を自動発注する仕組みを独自開発し、店頭在庫を半減させた。その仕組みは、直近の過去13週の販売データから割り出した曜日ごとの平均値を基に、運動会などの地域的要因や気候要因などを加味してコンピューターが今後一週間分の納品個数を算出するのです。

エゥヴィ

発注、納品等の検品、販売という各データをコンピューターで一元管理するという徹底した低コスト管理により、スーパーではトップクラスの販管費率12%を維持し、粗利益率を20%に抑えられるようにしている。

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2005年7月 8日 (金)

パートタイム型の派遣

『ビースタイル』は、主婦の人材派遣(金融、情報通信、メーカーなど)に特化し、多様化する就業ニーズに対応している企業です。

その特徴は、働き手が時間や日数を自由に選べるパートタイム型となっていることです。

一般的な派遣は、主として95時のフルタイム派遣であるため、時間に融通の利くパートを選択すると、スーパーのレジ打ちなど職種が極めて限定されてしまうのが実情ですが、ビーズスタイルの派遣であればこういった問題が解消されます。

また、受け入れ側の企業にもメリットとしては、仕事の繁閑に合わせて調整が可能なので、忙しい時だけスタッフを増やすことができるので、派遣コストの大幅な引き下げが可能となることが考えられます。

今後は優秀な労働力の確保が厳しくなり、育児で仕事をあきらめていた主婦の活用の重要性が増すという意味でもビーズスタイルの派遣が注目されると思われます。

2005612日 日経MJより)

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2005年7月 7日 (木)

キャンピングカー 50~60代の購入増える

夫婦二人で余暇を楽しむため、独立した子供や孫と接する機会を作るためなど動機は様々ですが、5060代のキャンピングカー購入が増加しています。若い頃からマイカーが身近にあった団塊の世代前後を狙った車種(価格を抑えているのが特徴)も相次いで登場したこともあり、愛好家の裾野が広がっているのです。

日本RV協会の2004年推計によると、国内保有台数は約20万台と10年前の約2倍となっています。車両価格の低下で新たな愛好者が増えることが予想され、シニアのライフスタイルのひとつに定着しそうです。

2005628日 日本経済新聞)

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2005年7月 6日 (水)

ユニクロプラス、改革への挑戦

ファーストリティングが運営する大型店舗「ユニクロプラス」の3号店(東京都武蔵野市)が開店しました。1号店を出店してから9ヶ月間で問題となった箇所を修正する試みが随所でみられます。以下で改善点を3つ紹介します。

陳列棚の高さを低くする

腰の高さ(90センチ)しかない陳列棚は、お客さんが巨大なテーブルを見下ろすような形となります。この結果、商品が見やすくなると同時に色の豊富さをアピールできるのです。

効率化のため一定面積に多くの商品を押し込む従来のスタイルとは、かなり違っています。

トレンドを大きな塊で見せる

最新トレンドを取り入れた売り場は、3040品目を一体陳列することで、点ではなく大きな塊となりました。こうすることで従来商品との関連性も強めることも狙っています。

コーディネイトし易い売り場に

Tシャツからショートパンツまで海のイメージで統一されたサーフコーナーは、お客さんはどれを組み合わせれば良いか?が一目でわかるように工夫されています

200574日 日経MJより)

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2005年7月 5日 (火)

一票入れて、お店で一杯

先日行われた都議会選挙の投票率を上げようと幾つかの商店街が『選挙セール』を企画しました。これは投票所で求めればもらえる“投票済証”をセール実施店舗で示せば、割引等のサービスが受けられる仕組みです。受けられるサービスは、生ビール一杯無料サービス、ラーメンのチャーシュー1枚プラスなど様々です。

新宿区の早稲田商店街が、昨年の参議院選でこのセールを実施したところ、近くの投票所の投票率が前回よりも5.17ポイント上がるといった効果がありました。都選管も「単なるセールであれば公職選挙法上の問題は生じない」との見解を示しています。

また、このセールは投票率の向上だけでなく、商店街の活性化にも繋がるという側面もあると言われています。

この画期的なセールが定着すると、選挙になると商店街が活気づく…ということもありえるわけですが、さてどうでしょうか?

200572日 朝日新聞より)

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2005年7月 4日 (月)

書いた文字がそのままパソコンに…

ノキアのデジタルペンは、書いた文字をそのままパソコンに取り入れられたら便利だろうという願望を本格的に実現した商品です(価格は33,600円)

専用ノート12.5×9に専用ペンで書くのですが、まるで普通にノートにメモする感覚で書けるのが特徴です。

しかも書いた内容を無線で携帯電話に飛ばせることもできます(ただしノキア製の携帯電話でないと上手くいかないのが難点です)

2005620日 日刊ゲンダイより)

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2005年7月 3日 (日)

“おやじ向け弁当”を食べて思ったこと

サークルKサンクスとニッポン放送がタイアップして商品化した“おやじ向け弁当”が期間限定で発売されています。働き盛りの中年男性をターゲットとし、メニューはリスナーから募集して決定したという、まさに“オヤジのための弁当”です。

先日、試しに買って食べてみました。全9品のオカズと4種類のご飯を組み合わせた内容で555円、ちょっと高いかなぁ~とは思いましたが、味のほうはナカナカのもので、個人的には“刻みウナギ”が気に入りました。

今のコンビニの商品開発力は凄いと思いますが、長期的なヒット商品を作ろうという意識が低いように感じます。

せっかく面白い商品を作っても期間限定だと、そこで流れが切れてしまいます。商品のサイクルが早すぎて消費者が迷っているのが現状のような気がします。

そろそろ“コンビニに必要なのは定番商品ではなく売れる商品”という発想から脱却して“売れる定番商品”を作るという方向に転換しても良いのでないでしょうか?

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2005年7月 2日 (土)

360度ビアスタジアムのもう一つの意味

628日の千葉マリン球場では、全席自由席の1500円、しかもビールが300円(通常は600円)で飲める『360度ビアスタジアム』という画期的な試みが行われました。

この企画はファンに対する感謝のために実施されたわけですが、別の狙いもありました。

それは「席の種類と適正な価格を決める判断材料とする実験」です。移動自由にしてみることで、“お客さんの流れがどうなるか?”“どこで見たいか?”を調査したわけです。

球場にはアンケートが設置され、観客に“この席を選んだ理由”“このあとどの席に移りたいか”を回答してもらうとともに、試合開始から30分ごとにスタンドの360度写真を撮影しました。そして試合終了後、アンケートの集計と360度の写真で観客の流れを突き合わせて、今後の席種設定のヒントとしたわけです。

ロッテは、空席が目立つ席を交流戦後に価格の安い席種に変更して観客増に成功した…という実績があります。そういった意味でも、このビアスタジアムがどんな成果を引き出すのか楽しみです。

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2005年7月 1日 (金)

1兆円クラブにようこそ!

小売業で売上高が1兆円を超える会社は7社あります。

1位 イオン 41958億円

2位 イトーヨーカ堂 36235億円

3位 ダイエー 18338億円

4位 ユニー 11912億円

5位 ヤマダ電機 11023億円

6位 西友 1677億円

7位 高島屋 1263億円

では、この1兆円クラブが本当に優れているか?となると、また話は別です。

家電販売店ならば、私はヤマダ電機ではなく、11位ヨドバシカメラ(5808億円)か15位ビックカメラ(4555億円)を選びます。理由は簡単、接客の質と納品のスピードが違うからです。

それは数値にも表れています。ヨドバシカメラは、売上ではヤマダ電機の半分、従業員数においては3割以下にもかかわらず、一人当たり営業利益は5.2倍の1227万円と圧倒的です。これは店員教育の充実や派遣販売員の活用で人件費を圧縮している成果であり、魅力ある売り場の秘密なのです。。

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