現場感覚
スリーエフのランドマークタワー店(横浜市)の青木修店長は、横浜ランドマークタワーというビジネス街と観光地を併せ持つ立地特性を理解し、機動的に平日と休日の売り場を作り変えています。
その判断の基準となっているのは、接客を通じて掴んだ販売動向です。例えば、“おにぎり”の売れ筋は、平日のサラリーマンとOLの好みと休日の観光客のそれとでは明確な違いがあります。平日は「直まき」「変わり種の具」に人気があるのに対し、休日「手巻き」「定番(サケ・タラコ)の具」が売れます。青木店長は、こういった売れ筋情報を日々の接客から掴むようにしています。そのため、コンビニの最大の武器と言われるPOSSデータもあくまでも裏付けとして活用するに留めています。
POSSデータに必要以上に頼らずに、現場感覚を大切にすることが、やはり商売の基本なのです。
(2005年7月29日 日経MJより)
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