ミドル世代のマナーブーム
雑誌でのマナー特集に人気が集まっていますが、その理由として「一流料理店などの敷居が低くなったが、このような場に相応しいマナーや身のこなしに自信がない人が多い」、「家庭や職場の人間関係の変化により、昔のようにマナーを伝える回路が消えつつある」「マニュアル世代が40代後半となり、今自分が必要とするマニュアルを雑誌等に求めている」などが考えられます。
しかし、もっとも大きな理由は『従来の恥をかかないために型を覚えるというマナーから自分を演出する道具としてのマナーへと変わってきたため、“料理人はこんな一言に感激します”、“こんなお客さんに一目置きます”といった、より格好良く振舞うための実践ノウハウが必要となった』ということです。
今、マナーは“失点を防ぐための教養”から“得点を稼ぐだめの作戦”へと変化しつつあるのです。
(2005年7月22日 日経MJより)
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