欧米スーパーに見る次世代店舗
欧米の小売業で、最新のITを導入して、買い物をより快適にしようとする動きが盛んになっています。ここでは『買い物ナビゲーション端末』を利用したスーパーを紹介します。
ボストン南郊の街にあるとある食品スーパーでは、利用者は入口で端末を受け取ると、自分の会員カードのIDを読み込ませます。そして、LAN経由でサーバーに接続し利用者が過去13週間に何を買ったか?などの情報を呼び出します。端末画面には、購買頻度が高く、会員カードで安く買える商品の一覧が表示されるので、それを基にリストを作り、買い物をしていきます。
売り場ごとに購入経験のある商品やお買い得品が表示されるので、必要に応じて買い足していけば良いわけです。この端末は、画面最上段に買い物総額が表示されるので、予算オーバーで慌てることなく買い物ができるのも便利な特徴の一つです。
精算は専用レジに行って、端末の買い物終了のアイコンを押すだけで済むので、待ってもせいぜい1人か2人なので、イライラすることもありません。
このような 『買い物ナビ』はメトロなど欧米の大手小売業数社も導入済です。残念ながら、ITという点では日本の小売業は“周回遅れ”という印象は拭えませんね。
(参考資料:2005年8月31日 日経MJ)
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