PDAを使ってのお客さんを待たせない接客
上新電機(大阪府)は、熱心な接客が売り物の家電店ですが、その接客術は長い期間をかけ体で覚え込ませていました。しかし、今では1500人の全販売員に持たせたPDAのおかげで、短期間で一人前の接客術を身に付けられるようになりました。
販売員は、腰にぶら下げたホルダーからPDAを取り出して、在庫確認や値引交渉をします。その際、POSSレジまで走って在庫確認をする必要がないので、お客さんから離れずに接客を続けることができます。これがPDA利用の最大のメリットで、接客時には在庫確認、値引きの確認が、購入時には仮売上ということでレジまで行かずに処理することができます。
PDAは、上新電機に多い固定客の引き留めにも役立ちます。会員カードを提示してもらえば、購入履歴(お客さんがいつ何を買ったか?)が瞬時に分かるので、カユいところに手が届く接客ができ、大阪人の心をガッチリと捉えているのです。
(参考資料:2005年9月12日 日経MJ)
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