コンビニ『御用聞き戦略』の光と影
時代が後押し
セブンイレブンの鈴木会長は「今こそ、御用聞きの時代」と説きます
人口減少時代を迎え、外出が難しい高齢者の方が増加していく現状を考えると、これからは『御用聞き』できめ細かく需要を救い上げることが不可欠になってきます。
全国約11000店舗のセブンイレブンのうち、御用聞きの実績がある店は約1割ですが、全店での実施を目指して奨励活動を強化します。
課題とリスク
御用聞き手法をチェーン全店に導入するには多くの課題やリスクが潜んでいるのも事実です
①ノウハウをどうやって一般オーナーに身につけてもらうか?
御用聞きは店舗のおかれている立地、交通事情、競合店などで異なるため、マニュアル化が難しい
②ドミナント(地域占有)出店のため御用聞きの対象エリアが重なり、有望な顧客宅の御用聞きの奪い合いが起きかねない
どう対処すればいいのか?
直営店が多様な種類の御用聞きを実践して新たなルールやノウハウを確立し、オーナーに時間をかけて成功例や注意点を紹介していくしかないと言われています。
(参考資料:2005年9月7日 日経MJ)
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