« フユー(富裕)マガジン | トップページ | ぜいたく心に点火 »

2005年10月 9日 (日)

自分の思う3つ星を目指して

東京・四谷『すし匠』の中沢圭二さんが、目標とすべき店は「お客様に2時間、鮨とお酒と職人との会話を十分に楽しんで頂いて2万円ほどで、知り合いを連れてきたいと思う店」だそうです。

「どうしてもっと上を目指さないんだ!」と言われることもあるそうですが、中沢さんは「鮨屋の優劣は、値段や売上高の大きさで決るものではない」と考えています。

フランス料理には、最高級のグランメゾン、料理と会話を気楽に楽しめるプチメゾン、子供連れでも楽しいビストロと3タイプに分かれており、お客さんのその日の気分や楽しみ方で選べるようになっています。ですから、高級店が常に庶民的な店より優れているとは限らないのです。

もちろん、技量については、鮨のグランメゾンを目標にしていますが、店の在り方はグランメゾンである必要はないと中沢さんは考えているのです。気楽に料理と会話を楽しんでもらうことが自分の存在価値であり、『小さな店でも鮨を通じた心づくしを続ける』ことが目指すべき3つ星なのです。

(参考資料:2005924日 日本経済新聞)

|

« フユー(富裕)マガジン | トップページ | ぜいたく心に点火 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 自分の思う3つ星を目指して:

» すし匠 ばらちらし [レオナルド de かぷり夫]
ずっと気になっていたすし匠の限定20食のばらちらし。 場所は『鈴傳酒店』の隣で、ランチ時はそとに「ばらちらし」の看板があるのですぐわかります。12時前に入ったのですが、自分達で満席。 着席すると、注文は聞かれず、ばらちらしが出てきます。 ここのばらちらしはシャリの上に、サイコロ状に切られたヅケ鮪、穴子、小肌、鮑、雲丹、蛸、小海老、子持ち昆布、いくら、玉子、キュウリ等がきれいに乗せられていて、見た目的にかなりそそられます。 味は、それぞれのネタに仕事がされているので、もちろん美味いです... [続きを読む]

受信: 2005年10月26日 (水) 02時30分

» すし匠 [30代デビューのマザーズ上場社長日記]
少し前のNIKKEIプラス1で「江戸前職人 心尽くし口伝」で、家の近所、四谷の『すし匠』の店主が出ていた。出ていたというか連載を書いておられた。 読んでいると妙に食べたくなって、いつものごとくフラリと行ってきました。 一番最初はすし好きな社長にご紹介頂いて連れて行... [続きを読む]

受信: 2005年11月 5日 (土) 17時58分

« フユー(富裕)マガジン | トップページ | ぜいたく心に点火 »