顧客との親密さを追求する
アメリカの小売業における高級感を取り戻す仕組みを2例紹介します。 老舗高級デパート『ブルーミングデールス』 中心となる顧客層を定め、高級点としてのブランド力を集客の柱とするために、広告のやり方からセールの頻度までを徹底的に見直しました。(セールの頻度を1/3に減らした) 売り場に顧客データ管理システムを導入し、顧客の特性に応じた提案や販促ができるようにし、高級だが敷居の低い百貨店を目指しました 高級服飾店『ミッチェル/リチャーズ』 広告費を抑え、顧客サービスに資金を投入して高い集客を実現させる戦略を取りました。 販売員は400人の顧客の名前を覚え、当人、配偶者の誕生日にカードや花のプレゼントを贈ります。得意客700人からの売上だけで年間売上の75%を占めることから考えてもやる価値はあるだけではなく、広告費を2%抑えた分を顧客に直接投資すると考えれば、優れたサービスを受けた顧客は口コミで当店の話題を広げてくれるという考え方は極めて優れた戦略なのです (参考資料:2005年9月23日 日経MJ)
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