スーパーセンターVS食品スーパー・HC
佐賀県東与賀町にイオンがスーパーセンターSuCをオープンして半年が経ちました。
衣食住15万品目を揃える巨艦店の出現は周辺の食品スーパーとホームセンター(HC)に大打撃を与えています。SuCから1キロほどに位置するHCのナフコ南佐賀店は、4月以降は客数が2割減り、日用品部門の売上は3割も落ち込んでいます。対抗策として日用品の値下げを試みましたが、SuC優位は揺るぎません。
では、なぜSuCが抜群の集客力を維持できるのかというと、価格の見直し、新しい商品の投入などの細かい見直しを矢継ぎ早に行っているからなのです。こんなSuCにも弱点はあります。それは日曜大工部門(DIY)が弱いことです。これとは反対に、ナフコはまとめ買いをするプロ客の支持を受け、DIYは好調です。
イオン九州はSuCを北部を中心に2010年まで20店を計画しているため、今後SuCとナフコが九州の各地で競合するのは避けられないと見られます。業態を越えた戦いは今まさに始まったばかりなのです。
(参考資料:2005年11月14日 日経MJ)
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