高い物を買う理由を教える
あるスーパーで、値段の異なるサンマを2種類並べて陳列し、「生サンマの美味しい見分け方」「脂のノリが違う」「焼くと肉汁が垂れ落ちる」というように高いサンマを勧める理由をPOPに大きく書いたところ、70%も売上が伸びたそうです。しかも殆どのお客さんが高いサンマを買っていきました。
「サンマ一尾130円」「サンマ一尾150円」というPOPだと、安い方がよく売れるのに、どうしてでしょうか?
これは「高いモノを買う理由が分からないので、安い品物を買ってしまっている」ということなのです。お客さんは、自分にとって価値ある物を買いたいのだが、どれがどのように価値があるのかが分りません。だからこそ、お店が高い品物を買うべき理由を教えてあげれば良いのです。
こうすることで、「他にオススメはどれ?」「こっちの魚はどう見分けるの?」と自然とお客さんのほうから声がかかってきます。何でも聞けば教えてくれる…ということを認知してもらうことが大事であり、これが脱価格競争への道なのです。
(参考資料:2005年11月16日 日経MJ)
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