四代目の決意の伝わる手紙
ある呉服屋が、主人の代替わり(三代目の父から四代目の息子へ)にあたり、一通の手紙をお客さんに送りました。
その手紙はA4サイズ(カラー印刷)で、中央に四代目が正装で礼をしている大きな写真と本人の挨拶の言葉、左側には彼の一歳からの生い立ちが写真で綴られ、右側には祖父、父、母、妻の写真とお客さんに向けてのメッセージが載せてあります。
この手紙が秀逸なのは、読むだけで、先代たちが築き上げてきた人間関係を四代目が継承するのが分かること、四代目の成長をお客さんも共有できること、先代たちが息子の代を頼みますとお客さんに語りかけていることです。
こうすることで、人間関係がさらに深まっていくのです。
何代にも渡ってお客さんに支援されるために世代交代の節目をキチンと行うことは、いつの時代になっても大事なのです。
(参考資料:2005年11月23日 日経MJ)
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