眺望もホテル並みの病院
太平洋を一望に望めるローケーションにある『亀田総合病院』(千葉県鴨川市)は、広くアジア圏から患者さんを呼ぶことを目指している豪華病院です。
全室がトイレ・シャワー付、ネット接続可の個室で、一流和食店出身の料理人が腕を振るうレストラン(13階)、バー(午後5時以降)、エステとネイルサロン(女性専用階)といった設備も完備しています。さらに病院内で使える電子マネー『カメカ』を発行したり、寿司やステーキなどのルームサービス(病院食の指定のない患者のみ)が受けられたり…とサービスも充実しています。
そしてこの病院の最大の特徴は、「患者にとって一番大切なことは見舞いにきてくれた人である」という考え方に基づき、見舞い客へのもてなしを大事にしていることにあります。見舞い客の宿泊を手配するコンシェルジェを配置したり、病室のソファは見舞い客が宿泊できるベットとしても使えるように配慮しているのです。
しかし、患者の9割は地元住民が占め、アジア圏からの集客という目標には、まだ知名度も実績も足りないのが現状です。
病院の理想形とも言えるこの『亀田総合病院』は、業界で最も期待と不安の目で見られている病院のようです。
(参考資料:2005年11月14日 日経MJ)
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