百貨店VS専門店ビル
売り場面積約65000平方メートルを誇る高島屋大阪店は、海外七大ブランドを揃える近畿で唯一の百貨店です。しかし、昨年11月にJR大阪駅そばの西梅田に複合商業施設『ハービスエント』がオープンして風向きが変わってきました。
海外ブランドは店の規模によって、在庫数が決ってしまいます。そのため、規模の小さい店だと売り切れるのが早く、結果として利用客は商品のある店に流れてしまいます。
『ハービスエント』、そしてその隣に位置する『ヒルトンプラザウエスト』、『イースト』にはそれぞれ海外ブランドの大型ショップを有し、西梅田ブランド街を形成しています。
この西梅田ブランド街と比べて、規模で劣る百貨店内のブランドショップは不利な戦いを強いられており、高島屋大阪店も昨秋から海外ブランドの売上の落ち込みに苦しんでいます。
高島屋も反撃に出ています。7大ブランドをはじめとする46ブランドの認知度を高める広報活動や、カルティエ、ティファニー、ブルガリの手頃な価格帯の商品を販売するサテライト店の期間限定営業などで、11月からは予算通りの売上確保を目指しています。
(参考資料:2005年12月5日 日経MJ)
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