タオルをマフラーに
タオル製造メーカー「東進」の社長さんは、タオルを首に巻くオジサンの姿を見て、自社で開発した臭わないタオルをマフラーとして販売することを思いつきました。
『たふら』と命名されたタオルで作ったマフラーは1000円という安さもあり、年商15億のヒット商品となりました。発想の転換が商品開発には大事であることを改めて認識させるエピソードです。
(参考資料:2005年12月9日 日刊ゲンダイ)
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タオル製造メーカー「東進」の社長さんは、タオルを首に巻くオジサンの姿を見て、自社で開発した臭わないタオルをマフラーとして販売することを思いつきました。
『たふら』と命名されたタオルで作ったマフラーは1000円という安さもあり、年商15億のヒット商品となりました。発想の転換が商品開発には大事であることを改めて認識させるエピソードです。
(参考資料:2005年12月9日 日刊ゲンダイ)
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一日65000人が乗降する京王線仙川駅前に位置する仙川商店街(東京・調布市)は、約200の飲食店、食料品店、生活雑貨店があり、休日には三鷹や田園調布からもクルマで訪れる買い物客で賑わう商店街です。ここは、西友、クイーンズ伊勢丹などの大型店と地元商店、地域の大学生と共生する通りを目指している元気のある商店街です。
7億円をかけて駅前の駐車場を3300㎡に拡大したことが結果的に買い物客の利便性アップと財源確保(年収9000万円)につながり、これがさらに買い物客を商店街に呼び込む好循環を導きました。
また、路地から空が見える開放感を維持するために、アーケードを作らないようにし、さらに3階以上の上層階は斜めにして歩行者に圧迫感を与えないようにしています。
唯一の課題は後継者問題です。現在のところは廃業した店舗跡にチェーン店が入り、集客に一役買ってはいます。とはいえ、現在の活況ぶりを将来的に続けていくには、高齢化していく経営者の若返りが求められます。
(参考資料:2005年12月5日 日経MJ)
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温浴施設は、土地の有効活用という側面に加えて、集客効果が見込まれることから、各地で急増しています。しかし、「最近の原油高で運営コストは上がっているので?」という疑問がわきますが、都市ガスを使っている施設が増えているので、影響はあまり受けていないというのが実態なのです。
特別料金を設定して売り込み攻勢をかけるガス会社に対して、電力会社も黙ってはいません。
東京・文京区のラクーアでは、電気で給油する装置を導入し、空調の発熱を使ってお湯を沸かすことができるようにして、コストを抑えています。
また、ガス・電力会社の装置を使うと、CO2の排出を抑制するので、国から補助も受けられるというメリットもあるのです。
このように温浴施設の好調ぶりの背景には、電力会社とガス会社の陣取り合戦があるのです。
(参考資料:2005年12月11日 日本経済新聞)
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世田谷区松原地区の治安の悪化に危機感を持った明大前商店街の商店主は、「安心して買い物ができる街」を目指し、自警団『明大前ピースメーカーズ(MP)』を2001年10月に立ち上げました。
京王線「明大前」の駅前に民間交番を設置し、1日40件ほどの道案内や万引きの通報に対応したり、毎晩鈴を鳴らしながら駅周辺を巡回しました。その結果、痴漢や迷惑行為といった犯罪件数が急減し、暮らし易い街としての知名度が上がりました。子供を持つ主婦が商店街の存在を改めて認識して買い物に来てくれるようになったり、女性専用のマンションが建つようになりました。
今後は、MPの導入をきっかけに強まった住民との絆をどう販売促進につなげるか?知恵の絞りどころです。
(参考資料:2005年12月26日 日経MJ)
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府中市の晴見町商店街では、鮮魚店や精肉店といった食材専門店が取扱商品のカロリー表示をすることで、利用者の献立作りに一役買っています。これは、買い物客の健康維持に店も一緒に知恵を絞ることで、長く変わらぬ付き合いを目指すという方針から実施されています。
また、今年の9月から医王病院と保健所の栄養士が協力を受け、1回の食事の際に摂取すべき栄養分のバランス表示にも取り組み始めました。健康づくりの貢献をすることで、地域密着を印象付け、商店街に活気を呼びこんでいるのです。
(参考資料:2005年12月11日 日経MJ)
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急拡大するインターネット広告市場を牽引するのが、検索連動型広告です。最近では、月数十万円という少ない費用でも高い効果をあげられ、その結果を客観的データとして確認できることから、中小企業の間でも活用する動きが広がり始まり、効果があがり始めています。
検索連動型広告の仕組み(最大手のオーバーチェアの場合)
①そのネット広告におけるキーワードをオークション形式で購入する
②同じキーワードに入札企業が多数あれば、より高い値をつけた企業順に広告が表示される
③特定のキーワードに対する入札企業がなければ最低価格のワンクリック9円から広告を出稿できる
④利用者がキーワードを入力して表示された自社広告がクリックされると広告費が課金される
⑤企業は専用ホームページで様々な情報を確認できるため、どのキーワードが費用対効果が高いかをデータから検証できる。
この検索連動型広告を利用する上で、少ない費用で最大の効果をあげるにはキーワードの設定が重要となってきます。ワンクリックの単価を抑えたい中小企業は複数のキーワードを組み合わせることが求められます。例えば、キーワードを「ギフト・肉・宅配」と複数設定すると、利用客の検索頻度は低下するが、ターゲットとする客が閲覧する可能性が高いため、かえって成約率はアップするわけです。
ガラス工芸品の製作販売の『華硝』は、月15万円の広告費を使ったことで、サイト訪問客は3万人まで増え、メールの注文も月30~50件となったという絶大な広告効果を得ることができました。
(参考資料:2005年12月5日 日経MJ)
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あるイタリア料理店で成功したお客さん拡大方法を紹介します。
①顧客リストを作った
話をしてから頼むとスンナリと書いてくれる
半年で300人のリストを増やした(現在400人)
②初めての来店した人には3日以内にお礼状を出す
忙しくても出せるように準備をしておく(可愛い絵葉書に切手を貼っておく)
文面はほぼ同じだが、必ずサインをすることが大事
③既存客に毎月、人間関係作りのレターを送る
④さらに機会を見つけてセールスレターも送る
2周年記念コース告知のレター
書中見舞いに福引権をつけた
⑤数字で計測することを忘れない
実施した販促の結果を記録しておくことで、変化が分りやすくなり、楽しく取り組める
※2周年記念コースは19件(48人)が利用してくれた
※書中見舞いの福引券は51件の利用があった
(参考資料:2005年12月21日 日経MJ)
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京北スーパー(千葉県柏市)は、店舗ごとに日々の粗利益などの販売データが分る『毎日決算』を2004年9月より導入し、売り場の活性化に役立てています。
店舗ごとに、店長と各部門責任者が集まった会議が毎日開かれますが、そこでは前日までの粗利益額・営業利益額と予算達成率を基とした反省と今後の販促について議論が交されます。
会議では前日の販促策の結果が数字として明示されるため、従業員が「売れない理由」と「テコ入れ策」を毎日考えるようになったわけです。
その結果、従業員が利益を意識した販売を心がけるようになり、粗利益率が導入前より1.5ポイント向上したのです
(参考資料:2005年12月21日 日経MJ)
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家電量販店のチラシ掲載価格と店頭実売価格の乖離が、売れ筋商品である薄型テレビについては3割前後まで広がってます。
チラシに実売価格を載せて安さをアピールしても、かえって競合店の値引交渉に使われてしまい、載せる意味がないという事情から、ライバル店に手の内を見せないためにチラシ価格を高めの名目値に設定しているのです。
このような価格戦略のため、消費者にとって実態価格が分り難くなるという事態になっています。さらに現金値引きと割引ポイントを選択できるケースについては、さらに複雑になり、消費者の混乱を招く結果となっています。
(例) ソニー32型液晶テレビ 『ブラビア』
チラシ 298,000円 さらにお安くします10%+7%ポイント提供 → 実質247,340円
店頭表示 258,000円 さらにお安くします17%ポイント提供 → 実質214,140円
実売 215,000円に17%ポイントを付けます → 実質178,450円(チラシより28%安)
(参考資料:2005年12月22日 日本経済新聞)
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ホームセンターやドラックストアでチラシを見直す動きが広まっています。具体的に言うと、多数の商品を並べて安い価格を強調する『価格訴求型』から、リフォームや健康増進といった切り口で商品の説明をしたり、生活スタイルを紹介したりする『提案型』へとチラシのスタイルが変わってきているのです。
セイジョーではヘルシーライフをテーマにしたB3判のチラシを10月に20万枚配布し、ハックドラックでは価格訴求型チラシからポイントカードの還元率を増やす内容を強調したチラシに切り替えています。
これらの動きは、品揃えの良さや売り場の企画力をアピールして集客力を高め、価格競争を避ける狙いが背景としてあるのです。
(参考資料:2005年12月5日 日経MJ)
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成城石井は、新型店 『SEIJO MARKET』 の一号店を12月26日に代官山にオープンさせます。一号店は165㎡の広さで、約1万品目(高品質の輸入食材、ワイン、日用雑貨、生鮮品など)の商品を扱い。客単価は1000円を目標としています。弁当・総菜は成城石井のセントラルキッチンで作ったものを店頭に並べますこの『SEIJO MARKET』は、FC展開で2006年中に70~80店を出店する予定です。
このような差別化を狙った新業態は経営資源の分散に繋がることからリスクもあります。そのため。軌道に乗せるには人材の早期育成がカギとなると言えるでしょう。
(参考資料:2005年12月7日 日経MJ)
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エーエム・ピーエムは12月19日に女性客に特化した新型店『ハピリィ』を東京の虎ノ門にオープンしました。
店員はすべて女性で、弁当は和食中心で低カロリーのメニューとし、雑誌は女性誌のみを並べ、さらに化粧品(通常店の十倍の3000種類)、下着、高級サプリメントなどを扱い、ソニープラザとコンビニを組み合わせた店作り(目標は、一日の来客数は1300人、月商は85万円)を目指します。
また、女性専用トイレは、全身が映る鏡、ストッキング履き替え台などを設置したり、化粧品の試供品を置くなどの工夫も凝らしています。
来年の3月までに3店舗を開業し、お客さんの反応をみて2006年度中に多店舗化する予定です。
(参考資料:2005年12月7日 日経MJ 他)
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エーエムピーエムは12月9日にDVDレンタル店を併設した新型店『エーピー・エンタ』の一号店を世田谷区にオープンしました。顧客情報を入手するために、既存のレンタル専門店と提携せず、自前での運営に踏み切りました。
DVDは新作を中心に2800枚を揃え、料金体系は6段階刻み(3時間90円~60時間390円)としています。これは、貸出時間をできるだけ短くすることで回転率を上げるためです。
また、返却予定時間を陳列棚に表示することで、貸出中のDVDがいつ返却されるか?を来店客に伝えて、機会ロスを減らすようにしています。
さらに、12月末からDVDやピザの宅配も開始して、利便性の向上を目指しています。
(参考資料:2005年12月7日 日経MJ)
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大阪の高級ホテル『ザ・リッツ・カールトン大阪」では、従業員のもてなしの心が宿泊客を魅了し、その結果として45%という高いリピーター率を誇っています。
ザ・リッツ・カールトンでは、全従業員がホテルの信条を記入した「クレド」と呼ばれる心得を携帯しています。そこには、従業員が自分で判断し行動できる裁量が定められており、お客様への対応として正当な理由があれば、ルールに縛られずに、1日2000ドルまで経費として使うことが許されています(場合によっては通常業務を離れることも認められます)
ですから、結構記念日に宿泊したゲストに“ゴスペル合唱団の演奏をプレゼントする”といった粋なサービスを臨機応変に行うことができるのです。
(参考資料:2005年12月7日 日経産業新聞)
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先端が細いプラスチックの矢を投げるソフトダーツが、3~4年前から流行り始め、現在では全国で3000店のバーで楽しめるようになっています。
尖った矢を投げるハードダーツに異なり、ソフトダーツは得点が瞬時に電光表示され、オンラインマシンでプレーすれば自分の全国ランキングが分るようになっています。
また、自分用にカスタマイズした矢を持ち込む人が多いのも最近の特徴です。
普段からコツコツと腕を磨き、道具に凝る。そして時にはグループでスコアを競い合う。これは、まさに「夜のゴルフ」と言えるのではないでしょうか?
(参考資料:2005年12月9日 日経MJ)
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福井県でユースが運営するスーパー「Serio Garden 福井南店」とゲンキーが運営するドラックストア「メガ・ドラックストア福井南店」は2キロほど離れてはいますが、クルマ社会ということもあり商圏が重なり、激しいつばぜり合いを繰り返しています。
ドラックストアの枠を超えた幅広い品揃え、特に激安の冷凍食品が武器のゲンキーが攻勢を誇っていましたが、今年の4月にユースがバローに買収されたことで大きな変化が起こりました。
「Serio Garden 福井南店」は、得意とする生鮮食料で集客し、バローのPB商品などを活用しゲンキーを下回る低価格商品を並べる戦略に打って出ました。
この動きに対して、「メガ・ドラックストア福井南店」も戦略商品を設定し、安売り合戦をエスカレートさせています。
両社はともに「勝つのはこちら」という姿勢を見せていますが、この両社の激突は全国規模で繰り広げられているドラックストアの攻勢にスーパーが『待った!』をかけることができるか否かという意味で注目されています。
(参考資料:2005年12月11日 日経MJ)
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顧客来店型の生命保険販売店舗「ハッピーロード大山店」は、相談席にパンフレットもチラシもないユニークな店舗です。
この店舗の営業方針は『決して勧めない』で、顧客の悩みや相談に真摯に対応する結果として契約があるとしています。
ですから、まず来店者の相談内容をしっかりと聞き、次に質問と要求に応えるという手法を徹底しているため、パンフレットもチラシも置いていないのです。こ顧客の信頼を勝ち取ることを第一に目指すこのスタイルで1日10人程度の来店者のうち4割が契約するという実績を挙げています。
(参考資料:2005年12月10日 ビジネスアイ)
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セブン&アイホールディングスは、2007年春をメドにグループ12,500店で利用できる独自の電子マネーサービスを始めると発表しました。
独自の電子マネーにこだわった理由は、サービスの運営主体となることで、利用者の情報を直接集め、商品開発や店舗運営に活かす狙いがあったためと言われています。
しかし、エディ、スイカを含めた3社の規格に互換性はなく、消費者の混乱を招く可能性もありますが、反対にともにソニーの無線チップであるフェリカを使っていることから、携帯を軸にして3社の電子マネーを統合することも可能とも言えます。
しかし、3社ともにそれぞれの思惑があり、一枚岩とは言えず、道のりは険しいと言えるでしょう。
(参考資料:2005年11月30日 日経産業新聞)
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隠れ家風のセレクトショップが人気を集めていますが、性格の異なる二つのタイプに分かれているそうです。
①意識的に敷居を高くしているショップ
非日常的で豪華な空間を演出して、顧客を選別する(セレブ的な感覚を求める層にアピール)ことで差別化を図っている
②リラックスした雰囲気のショップ
自然光や白熱灯の柔らかい照明、アンティーク家具や使い古した什器などでリラックスした雰囲気を醸し出している。落ち着いた雰囲気のなかで顧客に丁寧なコミュニケーションを取って服を売るという店舗スタイルを取っている
(参考資料:2005年12月9日 日経MJ)
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「ネットマイル」は、ネット上で購入金額に応じて景品等に交換できる顧客ポイント制度を展開しています。ポイントの無期限で貯める仕組みを作ったことで、通販関連を中心に800を超すサイトと組み、ネット上のポイントで事実上の標準を確立しつつあります。
その仕組みは下記のようになっています。
利用者はネットマイルに会員登録したうえで、加盟サイトで買い物をすると各サイトが決めたポイントを貰う。ネットマイルは、加盟店に1ポイントを1円で販売し、景品交換時には1ポイント0.5円と計算することで収益を得る。
加盟サイトにとっては自前でポイント制度を運営する手間がいらないうえ、キャンペーン期間のみという短期間の利用ができるのがメリットとなっています
(参考資料:2005年12月5日 日本経済新聞)
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ネコが店内にいて、自由に遊べる喫茶スペース「ネコカフェ」が大阪市内で相次いでオープンし、人気を集めています。
その多くは漫画喫茶と同じように1時間500~700円の料金を支払って入店するシステムを取っています。
もともと台湾がこの本場のネコカフェ、その人気が東京にも飛び火し、6月に町田に『ねこのみせ』というお店が開店しています。
(参考資料:2005年11月25日 日経MJ)
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売り場面積1万㎡という広さのホームセンター『ダイチEX明石店』には、お客さんが「何だ、この売り場は!」と思わず足を止める売り場(通称『調理道具通り』)があります。
そこは、上から業務用の鍋やお玉が幾つもぶら下がっているトンネルのような売り場で、立ち止まったお客さんは普段見向きもしない調理器具を興味深く眺めていきます。
大型店舗は、大きくなればなるほど効率の悪い売り場が出てきて、売り場効率が悪くなってしまうという傾向があります。
この打開策として、明石店には、調理道具売り場のような“見せる売り場”(加工場を併設して店内がカットする様子を見れるカーペット売り場、イヌやネコとふれあえるペット売り場など)を各所に配置することで、店内の隅々までお客さんを誘導し、買い上げ点数を引き上げ、売り場効率を維持しようとしています。
(参考資料:2005年11月30日 日経MJ)
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2006年は、景気回復の足取りがシッカリとし、品質を重視する生活スタイルが注目を集めると予想されています。ヒット商品作りには、キーワードである 『 ア・シ・オト 』 をいかに上手く掘り越し、見え隠れする増税や医療費負担増をいかに払拭できるか?がポイントとなりそうです。
『ア』 アーバンビレッジ
村で暮らすように都会で暮らすのがトレンドになる
表参道ヒルズ(2月開業)~サロン的な大人の密なコミュニティ
紀ノ国屋インターナショナル青山本店(秋開業)
フードスーパーあおき 東京進出
『シ』 シュコウを凝らしたホンモノ志向
伝統とゆとりある生活を重視する本物志向が強まる
トリノ五輪・ドイツW杯がキッカケになる
タラソスパ(ボディーケア)の開業
クラシック音楽の人気の定着
携帯のナンバーポータビリティ
ワンゼグ(地上波デシタル放送)
『オト』 オトナの暮らし 悠々円熟
高い可処分所得を上手に使う大人な消費群が生まれる
高級賃貸マンションに注目が集まる
キッザニア東京(10月開業)~ニート化を危惧する親の支持
ペットインロイヤル成田エアポート~ペットのための最高級ホテル
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日経MJ選定の2005年のヒット商品番付が発表されました。
横 綱 iPod&iTunesMusicStore
大 関 株式ネット取引口座 クールビズ
関 脇 お手頃テレビ液晶 大容量HDDレコーダー
張関脇 愛知(万博&中部国際空港) ディープインパクト
小 結 震災時帰宅支援マップ セキュリティ便
前頭1 スチームオーブン おサイフケータイ
前頭2 レクサス のどごし〈生〉
前頭3 ヨガ 千葉ロッテマリーンズ
前頭4 消臭スプレー 花粉ガード
前頭5 ロハス 生鮮100円コンビニ
今年の番付は、アメリカと政府が旗振り役となったヒット商品が多く、消費産業における日本企業の弱さ、民間企業の弱さを図らずも露呈した形となりました。
2006年は、アメリカよりも先に新しいライフスタイルを提案できる、民が官をリードする形で新たな消費産業を盛り上げることができる…そんな年になって欲しいものです。
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売り場面積約65000平方メートルを誇る高島屋大阪店は、海外七大ブランドを揃える近畿で唯一の百貨店です。しかし、昨年11月にJR大阪駅そばの西梅田に複合商業施設『ハービスエント』がオープンして風向きが変わってきました。
海外ブランドは店の規模によって、在庫数が決ってしまいます。そのため、規模の小さい店だと売り切れるのが早く、結果として利用客は商品のある店に流れてしまいます。
『ハービスエント』、そしてその隣に位置する『ヒルトンプラザウエスト』、『イースト』にはそれぞれ海外ブランドの大型ショップを有し、西梅田ブランド街を形成しています。
この西梅田ブランド街と比べて、規模で劣る百貨店内のブランドショップは不利な戦いを強いられており、高島屋大阪店も昨秋から海外ブランドの売上の落ち込みに苦しんでいます。
高島屋も反撃に出ています。7大ブランドをはじめとする46ブランドの認知度を高める広報活動や、カルティエ、ティファニー、ブルガリの手頃な価格帯の商品を販売するサテライト店の期間限定営業などで、11月からは予算通りの売上確保を目指しています。
(参考資料:2005年12月5日 日経MJ)
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住宅メーカーのエルハウスは、通常と比べて10倍以上の問い合わせがくるチラシを作ります。ここでは、その作成のポイントを紹介します。
①カラーより白黒を使う
逆に目立たせるために、カラー印刷はしません
白と黒以外の色は、キャッチコピーの一部に赤を使うぐらいです
②キャッチコピーは顧客に嫌がられるような内容とする
反感を持ってもらうことで逆に積極的に考えてもらえる
「もし」、「なぜ」といった疑問を投げかけて、印象を強くする
③写真の説明に工夫
「入賞」や「1位」といった実績をつけることで、会社のイメージをアップさせる
④全ての世代をターゲットにしない
夫婦30代、子供が一人の小さい世帯を主たる顧客層とする
⑤広告代理店の言うことを鵜呑みにしない
DMやカタログなどを参考にして勉強することが役立つ
(参考資料:2005年11月18日 日経産業新聞)
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低価格路線を止め、在庫を持たない…という戦略を1年前から始め、現在では1台当り平均粗利益額を2倍に伸ばした中古車販売店があります。
この社長さん曰く、「今まではプライスボードの数字だけで判断されていた。しかし、現在は在庫がないので、まずは対話から始まり、そして車種や予算の話になるので、なぜこのくらいの予算が必要なのかを理解してもらえます。その結果、安物買いの銭失いにならないクルマ選びをしていただけるので、お客様の評判も良いようです」
この話の根底には、“ただクルマというモノを売る商い”と、“クルマを通じて人間関係を作りプロとしてお客さんのカーライフをサポートしていく商い”の違いが顕著に現れています。後者を取ったことで、この販売店は価格競争と在庫負担から開放されたというわけです。
(参考資料:2005年11月30日 日経MJ)
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薬日本堂は、漢方薬に使用される自然の食材や中国古来の思想を取り入れた高級おせちの販売を始めました。
このおせちは、五行説(木・火・土・金・水)と五蔵(心・肝・脾・肺・腎)に対応した料理を詰めたのが特徴で、値段は38,000円(五段重ね)、1万個の販売を目指しています。
薬膳とおせちを組み合わせるというアイディアは面白いのですが、せめてお正月ぐらいは健康よりも華やかさや美味しさを求めると思いますがねぇ~
(参考資料:2005年11月14日 日経MJ)
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東京・世田谷の『ツーリズムカフェ梅が丘店』は、リピート率6割を超える旅行会社が運営する地域密着型コミュニティサロンの複合施設(カフェ、カルチャーセンター、ギャラリー、トラベル等)です。
開店当初は来店客がまぱらでしたが、パンフレットに「お困りのことはありませんか?」というコーナーを設け、「電話予約が繋がらない、代金振込に手数料がかかるといった疑問は当店にお任せ下さい」と記載したところ、一気にお客さんが増え、現在は月に1000人の訪問者があります。
対話に拘ることで顧客ニーズを掘り下げる原点回帰の姿勢が、新たな付加価値を生んだというわけです。
(参考資料:2005年10月19日 日経MJ)
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電子無料雑誌『MANYO(万葉)』は、パソコンの画面にも関わらず、ページをめくるという形で読むスタイルを取っています。
しかも、ページをめくると、紙ズレの音がするのが大きな特徴です。その紙ズレの音は、「しゃかしゃか」という音、洒落たジャス音楽…と選択することが可能になっています。
これは、「次が見えないからこそ何があるのだろう?」というワクワク感を上手く演出しているのでしょうね。
(参考資料:2005年11月11日 日経MJ)
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和歌山市郊外にある『業務スーパー和歌浦店』の客層は、お年寄りや子供連れの主婦、飲食店関係者と幅広いのが特徴です。PB商品が中心で中間コストを徹底して削減した冷凍品は一般のスーパーでは真似できない低価格で、利用者から高い評価を受けています。反面、取扱品目数は食品スーパーの半分以下の2500品目しかなく、利用者からの不満の声も聞かれます。
この業務スーパーの2軒隣りで営業する低価格型スーパー『プライスカット西浜店』は、食品スーパーの強みである生鮮品の鮮度感やNBの品揃えにこだわっています。つまり、業務スーパーが冷凍食品を品揃えの中心にしているのに対し、青果や鮮魚の鮮度を強調することで差別化を図る戦略を取っているのです。
一日の来店者数は2200~2400人で、生鮮品と日用品は何でも安い、他店より品質が高いと好感する声が多いのが特徴です。
現在、NB食品や生鮮品を買う消費者を囲い込む「食品スーパー」と、冷凍食品などまとめ買い需要を取り込む「業務スーパー」という住み分けの構図が見えますが、今後はこの両業態の競合がますます本格化すると予想されます。
そう考えると、現在の固定客を離さず、いかに売上を伸ばすかがカギになってくるわけです。
(参考資料:2005年11月28日 日経MJ)
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