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2005年12月 1日 (木)

業務用スーパー対食品スーパー

和歌山市郊外にある『業務スーパー和歌浦店』の客層は、お年寄りや子供連れの主婦、飲食店関係者と幅広いのが特徴です。PB商品が中心で中間コストを徹底して削減した冷凍品は一般のスーパーでは真似できない低価格で、利用者から高い評価を受けています。反面、取扱品目数は食品スーパーの半分以下の2500品目しかなく、利用者からの不満の声も聞かれます。

この業務スーパーの2軒隣りで営業する低価格型スーパー『プライスカット西浜店』は、食品スーパーの強みである生鮮品の鮮度感やNBの品揃えにこだわっています。つまり、業務スーパーが冷凍食品を品揃えの中心にしているのに対し、青果や鮮魚の鮮度を強調することで差別化を図る戦略を取っているのです。

一日の来店者数は22002400人で、生鮮品と日用品は何でも安い、他店より品質が高いと好感する声が多いのが特徴です。

現在、NB食品や生鮮品を買う消費者を囲い込む「食品スーパー」と、冷凍食品などまとめ買い需要を取り込む「業務スーパー」という住み分けの構図が見えますが、今後はこの両業態の競合がますます本格化すると予想されます。

そう考えると、現在の固定客を離さず、いかに売上を伸ばすかがカギになってくるわけです。

(参考資料:20051128日 日経MJ)

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