在庫ゼロで中古車を売る
低価格路線を止め、在庫を持たない…という戦略を1年前から始め、現在では1台当り平均粗利益額を2倍に伸ばした中古車販売店があります。
この社長さん曰く、「今まではプライスボードの数字だけで判断されていた。しかし、現在は在庫がないので、まずは対話から始まり、そして車種や予算の話になるので、なぜこのくらいの予算が必要なのかを理解してもらえます。その結果、安物買いの銭失いにならないクルマ選びをしていただけるので、お客様の評判も良いようです」
この話の根底には、“ただクルマというモノを売る商い”と、“クルマを通じて人間関係を作りプロとしてお客さんのカーライフをサポートしていく商い”の違いが顕著に現れています。後者を取ったことで、この販売店は価格競争と在庫負担から開放されたというわけです。
(参考資料:2005年11月30日 日経MJ)
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