大型店と共存する仙川商店街
一日65000人が乗降する京王線仙川駅前に位置する仙川商店街(東京・調布市)は、約200の飲食店、食料品店、生活雑貨店があり、休日には三鷹や田園調布からもクルマで訪れる買い物客で賑わう商店街です。ここは、西友、クイーンズ伊勢丹などの大型店と地元商店、地域の大学生と共生する通りを目指している元気のある商店街です。
7億円をかけて駅前の駐車場を3300㎡に拡大したことが結果的に買い物客の利便性アップと財源確保(年収9000万円)につながり、これがさらに買い物客を商店街に呼び込む好循環を導きました。
また、路地から空が見える開放感を維持するために、アーケードを作らないようにし、さらに3階以上の上層階は斜めにして歩行者に圧迫感を与えないようにしています。
唯一の課題は後継者問題です。現在のところは廃業した店舗跡にチェーン店が入り、集客に一役買ってはいます。とはいえ、現在の活況ぶりを将来的に続けていくには、高齢化していく経営者の若返りが求められます。
(参考資料:2005年12月5日 日経MJ)
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