溶ける業態 ~ ドラックストアVSスーパー
福井県でユースが運営するスーパー「Serio Garden 福井南店」とゲンキーが運営するドラックストア「メガ・ドラックストア福井南店」は2キロほど離れてはいますが、クルマ社会ということもあり商圏が重なり、激しいつばぜり合いを繰り返しています。
ドラックストアの枠を超えた幅広い品揃え、特に激安の冷凍食品が武器のゲンキーが攻勢を誇っていましたが、今年の4月にユースがバローに買収されたことで大きな変化が起こりました。
「Serio Garden 福井南店」は、得意とする生鮮食料で集客し、バローのPB商品などを活用しゲンキーを下回る低価格商品を並べる戦略に打って出ました。
この動きに対して、「メガ・ドラックストア福井南店」も戦略商品を設定し、安売り合戦をエスカレートさせています。
両社はともに「勝つのはこちら」という姿勢を見せていますが、この両社の激突は全国規模で繰り広げられているドラックストアの攻勢にスーパーが『待った!』をかけることができるか否かという意味で注目されています。
(参考資料:2005年12月11日 日経MJ)
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