チラシの価格は信用できるか?
家電量販店のチラシ掲載価格と店頭実売価格の乖離が、売れ筋商品である薄型テレビについては3割前後まで広がってます。
チラシに実売価格を載せて安さをアピールしても、かえって競合店の値引交渉に使われてしまい、載せる意味がないという事情から、ライバル店に手の内を見せないためにチラシ価格を高めの名目値に設定しているのです。
このような価格戦略のため、消費者にとって実態価格が分り難くなるという事態になっています。さらに現金値引きと割引ポイントを選択できるケースについては、さらに複雑になり、消費者の混乱を招く結果となっています。
(例) ソニー32型液晶テレビ 『ブラビア』
チラシ 298,000円 さらにお安くします10%+7%ポイント提供 → 実質247,340円
店頭表示 258,000円 さらにお安くします17%ポイント提供 → 実質214,140円
実売 215,000円に17%ポイントを付けます → 実質178,450円(チラシより28%安)
(参考資料:2005年12月22日 日本経済新聞)
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