中古車 隣の芝は青い②
ネット企業は、中古車市場においては個人間売買で商機を伺っています。この取引によって、買い手には中間業者を省くため安く売買できるというメリットが、ネット企業には50万円前後の中古車という貴重な高額商品を取り扱うことでそれに見合った販売手数料を稼げるというメリットが生じます。
楽天は、オークネットと組み、詳細な検査情報をつけた車両のみを出品スタイルでネットの不安感を取り除くことを狙っています。
ヤフーはリクルートの事務カタログや同じ車に乗るオーナーの意見を集めた掲示板と連動させた情報ページを設けました。
また、810万6000台という登録台数を誇る中古車市場ですが、ここ数年は横ばい状態でマーケット成熟期に(小売りとして流通しているのは300~400万台程度とも言われています)に入ったことなどから、今後は出品台数がマイナスに転じるという見方もあります。この業態を超えた競争がそういった現状を打破する起爆剤になるかどうかに期待が集まります。
(参考資料:2006年2月1日 日経MJ)
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