売れる総菜は目で食べさせる
デパ地下の人気店『 RF1 』を運営するロック・フィールドが美味しさを視覚に訴えるマーケティングに力を入れています。盛り付けや照明に工夫を凝らし、見た目の美しさを演出するとともに、商品表示など目から入る情報からも食欲を刺激して、競争の厳しいデパ地下での生き残りを図っています。
照明の工夫
照度はデパ地下通路の1.5~2倍で、白とシルバーを基調とした店内は遠くからもハッキリと見える。ショーケースの皿も白の陶器をベースとしてサラダの野菜の色が鮮やかに浮き上がらせる。さらに“その日イチオシ”の商品を黒皿に入れておくと、周囲が白いので自然とお客さんの目に飛び込んでいくのです。
盛り付けの工夫① 『 一山盛り 』
商品を150グラム前後の小さな固まりにして大皿に並べます。こうすることで、海老などの特徴のある食材を目立たせることができます。大皿だと、量が減っていくと見栄えが悪くなって売上が落ちていきますが、一山盛りだと最後までキレイに売ることができ、ロス率の低減に繋がるのです。
盛り付けの工夫② 『 少量パック 』
60~80グラムに小分けした少量パックの販売にも力を入れています。この少量パックのメリットは「一目で分量が分かる」「キレイな状態が保てる」「グラム指定買いに戸惑う中年男性にも買いやすい」「少量なので試し買いの効果が期待できる」などがあります。
(参考資料:2006年2月15日 日経MJ)
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