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2006年2月 2日 (木)

溶ける業態~コンビニ対SM

深夜マーケットでは、24時間スーパーと生鮮品の販売を始めたコンビニとの競争が激化しつつあります。

東京・武蔵野市の『セブンイレブン吉祥寺東町一丁目店』には、野菜20品目以上がずらりと並んでいます。500メートル離れた場所にマルエツの24時間スーパー『フーデックスプレス吉祥寺店』、さらに100メートル先に『ショップ99吉祥寺本町店』があるという立地で、セブンイレブンがあえて実験販売を始めた理由は「近くに24時間スーパーがあってもコンビニで生鮮販売が成立するかどうかを確認するため」だそうです。

セブンイレブンが、品揃えで勝るスーパーへの対抗策は、すばり“価格”でした。野菜高騰でも価格を据え置いたというだけあって、大半の商品でセブンイレブンのほうがスーパーより安くなっています。菓子や雑貨では定価販売だが、生鮮品では反対の手法をとった…というわけです。

しかし、そうはいっても消費者は生鮮品の購入はスーパーを選ぶ傾向があります。スーパーには、価格はやや高いが、鮮魚から精肉、日用品までそろえる強みがあり、学生から単身の会社員、主婦まで幅広い客を呼び寄せています。それどころか、さらに総菜や弁当も充実させ、コンビニの客の取り込みも狙う戦略も進めています。

とはいえ、セブンイレブンの今後の動向はスーパーにとっては気がかりであることは間違いないでしょう。

(参考資料:2006130日 日経MJ)

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