ベストセラーはこうやって生む ① 責任販売制
出版社が注文通りに生産・出荷する代わりに、書店は仕入れた商品を必ず責任をもって売るという仕組みが責任販売制です。
中間の取次会社も責任の一端を引き受け、返品率が15%を超えた時は出版社の損失分を現金で補填します。この責任販売制は、返品を減らして(通常の委託販売下での返品率は4割超)コストを削減し、利益率を向上させると同時に販売機会損失を防ぐことを狙いとしています。
この取り組みが成功して大ベストセラーとなったのが『ダ・ヴィンチ・コード』です。責任販売制を導入したことで、売り切れ・入荷待ちという販売機会の損失を防ぐことが出来て、ベストセラー化を後押ししたのです。
(参考資料:2006年3月1日 日経MJ)
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