お礼のハガキで思い出させる
あるソバ屋さんの話です。この店では、初めて来店したお客さんには必ず個人情報を教えて頂き、後日にお礼のハガキを出すように心がけています。
ある日、前日にお礼のハガキを出したお客さんが家族を連れて来店しました。
店に入るなり、「ハガキ届いたよ。ありがとう」と声をかけてくれました。
そして、続いて言われた「夕食の用意が出来ていたけれど、ハガキを見たら、すぐに来たくなった」という言葉に店主はとても驚きました。
この話は、“お客さんが思い出してくれた”という点がポイントです。別の言い方をすると、お客さんが店に足を運ばない大きな理由は、“足を運ぶ理由がない限りこのように店を思い出さない”ということなのです。
さらに重要なことは“思い出した時に行きたくなる店を作る”ということです。
そのためには、“お礼状の好印象”と“前回の料理やサービスの満足度”が必要になってきます。
このソバ屋さんの蕎麦は美味しいのですが、“いくら美味しい店であっても、このハガキが届かなければ、今日のリピートはなかった”ということが商売のキモなのです。
(参考資料:2006年3月1日 日経MJ)
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