良い私語 悪い私語④
厨房におばちゃんがいて、20代のアルバイトがいる“家庭的な居酒屋”での話です。
ある落ち着いた時間に店に入ると、アルバイトの女の子達が棚の奥にあるキープボトル(たぶん最近ご無沙汰のお客さんのボトル)を整理し始めたのです。そして、彼女達は「○○さんのボトルだ!最近いらっしゃらないよね」「ああ、確か背が高くていつもニコニコされている方ね」「あっ、この△△さんって…」と一本一本名前を確認してはお客さんを思い出して、ボトルを棚に戻しました。その会話や仕種からお客さんを大切にしている気持ちが伝わってきて、思わず胸が熱くなりました。
この居酒屋は店構えこそはありふれているが、こんな風に一人ひとりのお客さんを大切に思ってくれるからこそ、いつも賑わっており、“また来たいなぁ~”と思わせてくれるのです。
(参考資料:2006年1月11日 日経MJ 北山節子コラムより)
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