食品スーパー“3つのS”~ 鮮度
『光洋』が大阪・梅田に近いオフィス街に設けた南森店は、定期的に開催される生マグロの威勢の良い解体を集客の目玉イベントとしています。
マグロは冷凍品を一切仕入れずに、生マグロにこだわるとともに、一尾丸ごと解体したマグロをすしや総菜の具材にも使うことで、出来立て感を強調するとともに廃棄ロスも減らしています。
光洋の強みは、正社員の多くが鮮魚や精肉の加工ができることですが、人件費の高騰を抑えるためにも若手社員を熟練した生鮮加工の技術者に育成する自前主義を貫いています。
チラシでも鮮度へのこだわりを強調しています。使いまわしの生鮮品の写真を使わずに、本社内のスタジオでその都度撮影した写真を使用しています。時には、漁場まで出かけて入荷したばかりの鮮魚を撮影することもあるそうです。
光洋は、“鮮度を強く打ち出すことが差異化につながる“という戦略を取ることで、デパ地下の客層を切り取り、勝ち残りを目指しています。
(参考資料:2006年3月1日 日経MJ)
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