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2006年3月30日 (木)

ベストセラーはこうやって生む ③ 新報奨金制度

光文社は、新刊『ムンクを追え!』を10冊以上陳列した売場を作り、POP作成などの販促に協力してくれる書店については、販売実績に関わらずインセンティブを出す…という新しい報奨金制度を導入しました。(123日から331日の期間限定)

通常の報奨金制度は売れた分について1冊数十円を支払いますが、この新制度は売れる前から返品率を15%以下に抑えることを条件に150円を支払う点が特徴的です。

最近、“出版社が満数出庫で応じ、書店が売り切る努力をする”という責任販売制が広まりつつありますが、光文社はこれを一歩進めて“出版社から仕掛けて売れ筋を作る”という独自路線に挑戦したというわけです。さて、この試みは出版界の新しい流れとなるか?…注目したいです。

(参考資料:2006324日 日経MJ)

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