カリスマ車内販売員 ③ 現場の声が商品を変える
車内販売員は商品を売るのが仕事ですが、それだけではありません。
例えば、こんなことがありました。人気メニューの「すき焼き弁当」に対して、ある時期“味か落ちたのではないか?”と言う声が多く聞かれるようになりました。“どうしたものか?”と考えていると、“牛丼店が生卵を持ち帰れない夏期に半熟卵を使うことで売上を伸ばした”という新聞記事を見て、すき焼き弁当を半熟卵を使ってグレードアップすることを提案しました。この提案がトントン拍子に受け容れられ、リニューアルされたすき焼き弁当は大好評となったのでした。
このように、現場の情報や発想を作り手に伝えることができれば、必ず商品は良くなっていきます。売るだけでなく、お客さんの声を商品に活かす発想を作り手に伝える橋渡し役となることも車内販売員の大事な仕事なのです。
(参考資料2006年5月5日 日本経済新聞)
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