知恵という設備投資
店舗の構造上、冬はドアが開くと冷気が入ってきてしまうケースがあります。ここで、「店舗の改装等が伴うから対策のしようがない」と思うか、「お金をかけずに、お客さんのために何かできないか?」と考えるかで大きな違いが出てきます。
二つのコーヒーショップでの実例です。
あるコーヒーショップは何もしませんでした。しかし、別のコーヒーショップはブランケットの貸し出しサービスを始めました。
両店舗とも冷気を防ぐ改装工事はしていませんが、お客さんの印象は全く違います。ブランケットを貸し出している店に対する好感度は上がり、冷気が入ってくることに対して寛容な気持ちになれますが、何もしなかった店に対しては“何で寒いんだよ!”という感情が涌いてきます。
経営者や現場責任者が少しでも改善できる点はないか…という気持ちを持って、行動することは、設備投資を凌ぐ効果をもたらしてくれるのです。
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