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2006年6月20日 (火)

安さから専門性に舵を取ったマツキヨ

マツモトキヨシが、ドラックストアと調剤薬局を融合した店舗を500店増やすことを目指しています。

これは、繁華街を訪れる“顔の見えない顧客”を浅く広く吸引する戦略から住宅地に出店して“周辺住民”の需要を深く掘り下げる戦略への転換を意味しているのです。

この構想のモデル店は、複数の病院が入居する医療モール内の『白河三丁目店』です。

月間に受け容れる処方箋は約3000枚を数え、調剤専門薬局と比べても引けを取らない水準を誇っています。

固定客の割合は80%に達し、さらに薬剤師に体調の相談をする客も増えて“町の掛かり付け薬局”を目指す戦略が成果を上げつつあります。そして、店頭に訪れた顧客に病院を紹介するなど“地域医療の窓口”として病院との関係が深まりつつあります。

このような業界最大手の挑戦が業界地図を変えるかもしれません。

(参考資料:2006619日 日経MJ)

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