マイナス金利がバブルを演出?
名目金利から消費者物価指数の変動率を引いた数値が実質金利です。現在のところ、大手都市銀行の1年もの定期預金の金利が0.08%、4月の変動率が0.5%ですので、実質金利は△0.42%となります。
実質マイナス金利下では、預金の価値が実質的に目減りすることから、預金で持っているより、モノを買ったり投資したりするほうがお得となります。実際に都心の不動産を借金して投資物件として購入する人や資産形成目的で美術品を買う人が増えています。
このマイナス金利、預金金利が上昇すれば解消されるものですが、必要以上に長引くと消費や投資を刺激しすぎて景気に加熱感つまりバブルが生まれる恐れもあります。
(参考資料:2006年6月23日 日本経済新聞)
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