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2006年6月12日 (月)

専門店ビルへの業態転換の難しさ

今年3月に業態転換した東急百貨店港北店(横浜市)では、郊外店の専門店ビル化の先行例となるべく、試行錯誤を繰り返しながら奮闘しています。

30代のファミリー層といった顧客層を絞りこんで来店客の増加につなげる狙いでカジュアル衣料の『ザラ』、ハワイ雑貨の『フラハワイ』を誘致して、来客数で前年比50%増、 買い物客数も前年比5%増となり、集客面では成功しました。

しかし、百貨店が最も得意とする40歳以上の既存客が予想以上に離れたという誤算のため、既存客の減少という失敗がありました。

売上面では、4階のインテリア用品売場は改装しなかった為、商品構成と買い物客が噛み合わずに15%減、業態転換をせずに自前で運営するB1の食料品売場も顧客が若い世代に移り、客単価が減少したため、7%減となりました。

対策として、東急百貨店では4階のテナントを入れ替える予定でいますが、三越新宿で核テナントのロフトの撤退した例で分かるように、専門店ビル転換への道のりは厳しいのが現状です(参考資料200665日 日経MJ)

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