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2006年7月 1日 (土)

食品スーパーの価格激戦②

『オーケー相模原』から500m離れたスーパー『オオゼキ相模原店』には、新鮮さ、安さ、形の良さなど消費者を惹き付ける商品の揃う青果売場があります。

午前9時、競合するオーケーの売場を見たオオゼキの現場担当者が、まだ市場に残っている青果担当者に連絡を取り、市場に残る目玉となりうる商品を安く買い付けます。そして、正午ごろにはオーケーを凌ぐ量と質と価格の青果が並びます。

反対に、オーケーの現場担当者は、常時オオゼキの店頭をチェックし、値下げの動きがあればすぐにオーケーの店頭価格を下げるように指示します

このように、食品スーパーは集客の核である青果を巡って、価格競争を繰り広げています。そして、利益を度外視してでも、この勝負を制することが異業種との競争力にも繋がるのです。

(参考資料:2006619日 日経MJ)

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