歴史書専門の書店
今年の2月に、神田小川町に一風変わった新刊書店『歴史時代書房時代屋』がオープンしました。
書籍30,000点、雑誌や雑貨で12,000点という“歴史関連でないものはない”という品揃えに加えて、朱塗りの階段、店頭に鎮座する鎧兜、和服姿の店員…といった内装も相まって、まるで“戦国時代がテーマのアミューズメント施設”のようです。
このような歴史小説専門店をオープンした理由は、通常の書籍の回転率が年3~4回転なのに対して、歴史小説のそれは12回転という高回転率に加えて、書籍だけで利益を取らずに、粗利益の高い雑貨販売や飲食業を導入し、収益全体を安定向上させれると判断したからです。(ちなみに、粗利益は、新刊22%、雑貨50%、全体で35%)
平均客単価2000円、月商は目標の1500万円には届きませんでしたが、1200万円前後と上々の滑り出しとなっています。
今後は多店舗化を目指すとともに、ミステリーや映画に絞った専門書店の出店も検討しています。(参考資料:2006年6月26日 日経MJ)
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