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2006年9月 7日 (木)

世界に広がる Jコンビニの輪 ④

どうして日本のコンビニ各社はこんなにまでして海外戦略を強化するのでしょう。

それは、国内では出店立地と人材の問題を抱えているからです。

日本国内のコンビニは4万店で飽和状態となっているのに加えて、景気回復の影響で脱サラしてコンビニ経営をする人材が不足し始めました。

このように日本市場の経営の自由度が狭くなっている現状を考えると、海外に目を向けるのは自然の成り行きと言えるわけです。

高コスト体質の日本でもコストを吸収できる効率経営を実践しているのがコンビニです。厳しい日本市場という道場で鍛えられたコンビニには、環境の異なる外国に対応できる基本動作が備わっていますです。この日本製の流通OSを愚直に活用すれば小売業に必須のローカル化も円滑に進むはずなのです。

ただ、いかに質が高いOSを持っていると言え、異国の地に根付くのは容易ではありません。

トヨタは長い時間をかけて成功しました。同じように日本のコンビニ各社は、店舗・メーカー・物流の一気通貫な関係を築いて、グローバルな流通革命を起こせるのか?…流通業のメイドインジャパンの強さが改めて問われています。

(参考資料:日経ビジネス200694日号)

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