下町に学べ
42,000㎡という広い敷地内に、イトーヨーカ堂と122店の専門店で構成する『アリオ亀有』が好調で、年間売上は300億円に届く勢いです。平均滞在時間が4~5時間、車での来店が3~4割ということでからも分かるように単なる商業施設ではなく、地域にとってのテーマパークとなっているのです。
成功の秘訣は“高齢化が進む下町にマンション群が出現し新住民が流入した”という現状を把握し、それに合わせた品揃えをしたことです。
SCは敢えて若者を指向した品揃えとしたのに対し、食品スーパーは高齢者に照準を絞った品揃えとしたのです。これが見事に当たり、売上増に貢献しているわけです。
この下町における“高齢者と若者夫婦が混在する世帯構成”は、小売店や商業施設にとってモデル商圏と言えます。この『アリオ亀有』の成功を分析することで、今後の商売のヒントが掴めるかもしれません。
(参考資料:2006年8月23日 日経MJ)
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