レジが迫ると売上も伸びる
東武百貨店池袋店の1階にある化粧品売場は、混雑時でもレジに行列ができません。その理由は、ICクレジットカードを読み込み、瞬時に決済できる60台の携帯レジを手にした店員がお客さんに歩み寄っていくからためです。
これは、レジの簡略化という目先の効果を期待しての導入ではありません。レジ時間の短縮化で、お客さんと店員が接する時間を増やすことを狙った“新しい御用聞き”なのです。結果として、このレジ導入により、化粧品売場の売上は4~5%増加しています。
効率化だけを考えて、お客さんを待つだけでは縮小均衡に陥るばかりです。発想を転換し、上手く人を活用し手間をかけることで収益力は増します。新しいヒット商品やサービスはそこから生まれてくるのです。
(参考資料:2006年9月15日 日本経済新聞)
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