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2006年9月29日 (金)

わざわざ並びたくなるレジ

あるスーパーで1つのレジだけ列ができていました。近くのレジ担当が「お急ぎの方はこちらにどうぞ!」と声をかけても、並んでいるお客さんは動く気配がありません。

この不思議なレジを担当する店員さんは「ごゆっくり」という魔法の言葉をかけてくれるのです。

おばあさんが小銭を出そうとモゾモゾしていることがありました。すると、彼女は「ありがとうございます。ごゆっくりでお願いします」と言って、ニッコリ微笑みました。しかも、後ろには並んでいる人たちに対しても同じように微笑んだのです。

お客さんを慌てさせずに、しかも“暖かい言葉”と“微笑み”を投げかけてくれる彼女の態度は、ゆっくりと買い物を楽しみたいのに、“早く早く”というプレッシャーに追い立てられるお客さんの心に響いたのです。だからこそ、空いているレジがあるのに、わざわざ列を作って、彼女と言葉を交わすことを待ちわびているのです。

(参考資料:2006927 日経MJ 北山節子コラムより)

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