老舗スーパーの挑戦
紀ノ国屋が、表参道駅構内にオープンした新業態のスーパー『OMO KINOKUNIYA』が好調です。客数は予想の3倍の一日3000人で、客単価は700円、売上は年間単独6億円の見込みです。お客さんの9割が女性で、その6割が30~40代が占めます。
好調の秘訣は、時間帯別に陳列する商品を変える機動性です。
売れ筋の変化が著しい立地を踏まえ、より話題性のある商品を常に探し出し、売れなくなる前に商品を改廃するという“攻めの品揃え”を実施しています。
ですから、午前中と夕方では商品の陳列場所を変えたりもします。このようにして毎日、駅を利用する人を飽きさせない工夫を凝らしているわけです。
旧業態の『紀ノ国屋』の平均顧客年齢は50代である紀ノ国屋にとって『OMO』は若年層の顧客開拓の役割を担っています。高品質の人気商品を売り切ることで高家賃をもかなうスタイルの確立させ、都心部における『OMO』を多店舗展開を実現可能とする戦略を目指します。
(参考資料:2006年8月28日 日経MJ)
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント