日本一楽しい会社
中里スプリング製作所(群馬県高崎市)の中里良一社長を突き動かすのは、30年前の就職活動で味わった劣等感からくる“大企業への対抗心”です。中里社長は「小さな会社のどこが悪い!」「恥じるべきは規模の大小じゃなくて、卑屈な下請け根性。これこそが経営を傾かせる元凶じゃないか!」という気持ちを持ち続け、会社を発展させてきました。
驚くべきは、“嫌な取引先を切れば仕事が楽しくなる。仕事が楽しくなれば意欲も増して売り上げも伸びるはず”…という発想から『傲慢で恩着せがましい大手でも取引停止を通告する』という大胆な意識改革を進めました。さらに、取引先打ち切りの権限を成績優秀な社員にも拡大したこともあり、20年で48社を取引停止しました。
「小さな会社のどこが悪い」という意識が起爆剤となった社員の意識改革は大成功を収め、今では皆が仕事を楽しみ、中小企業であることに誇りを持っています。目指すは『日本一楽しい会社』です。
(参考資料:2006年9月22日 フジサンケイビジネスアイ)
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