黒髪が復活しそうな気配
日本女性がファッションとして髪を本格的に染め始めたのは1990年代半ばでした。1990年代後半にカリスマ美容師ブームが起き、髪型を変えると可愛くなることが明らかになり、その結果として日本女性は太く硬く重く見える髪のコンプレックスから開放されました。2001年には9割の女性が髪を染め、その染め方、色の種類は様々となりました。
しかし、2003年になると徐々にナチュラルなブラウンに落ち着き、2006年になると染めていないと思えるほどのダークな色調が増えてきました。この理由は、世界的にアジアの黒髪が評価されたこと、周囲と同じ髪型を敬遠する動きが出てきた、明るい色は飽きたこと、ロハスブームなどが考えられます。つまり、日本人女性は我に返ったのです。あれだけキライだった黒髪もツヤがあって素敵じゃないと思えるようになったのです。
とはいえ、だからといって今後、全くの黒髪に戻るわけではありません。黒髪を意識しながらも洗練され高度に成熟していくオシャレを楽しむようになっていくと予想されます。(参考資料:2006年12月20日 日経MJ)
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